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ほんまもん001

屋根の勾配

田面の家の敷地を最初に見た時に、一番印象に残ったのは、北側にそびえる小高いお大師山だった。
中腹に櫓のような物が組んであり、夏にはそこで火を囲んで盆踊りでもするのだろうかと思った。
新しい家とこの山は何らかの形状を呼び起こすものでありたいと考えた。

プランがほぼ固まり、屋根の勾配を何度も検討した結果、2寸2分の勾配が一番すっきり収まった。
出来上がり、この住宅の屋根の養生が取り払われ、屋根伝いにお大師山を眺めてみると・・・・視線を遠くに延ばしてホットした。

かすかに、お大師山の頂上がこの屋根勾配の延長線上に観えた。
そして建物の姿としても、ゆったりとして大らかな屋根の流れのように観えた。
当初の狙い通りだった。
屋根00

屋根01屋根02

屋根03屋根04

田面模型01

お大師山1
デリケートにこの勾配に意識を集中して、決めたことが本当に良かったと思った。

誰に頼まれたわけではないが、この敷地が本来しなければいけない天に向かって描く軌跡を
瓦勾配などで簡単に4寸5分と決めてはならないと自分の中で決めていた。

そのヒントは、最初に広い田圃と小高いお大師山が教えてくれた気がする。


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Posted byほんまもん001

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