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ほんまもん001

立ち枯れの桧

「やはり、あの桧は枯れましたね」
施主の西尾さんの寂しそうな話しぶりが耳の奥に残っていた。

そこで先日syun君と施主の西尾さんがもう一度その桧を見に南川の山まで上がって来てくれた。

一昨年(2007年秋)伐採業の丹生さんから「支柱にする建ち木、一本だけは山に残りますから」と山に上がった時に話をされていた。
また、その木はたぶん枯れるとも話してくれていた。

その通りになった訳である。
ワイヤーで吊るして伐採した材料を降ろしてくる。
その時支柱にするのは建ち木で見下ろせる高い位置にある木がその役目になる。
100m以上の距離をワイヤーを張って降ろしてきた要の柱でもあった。

ランニングスカイライン式といわれている、ワイヤーを張って小型集材機で材料を降ろすやり方は急勾配で重機が進入できない山では一般的らしい。

それにしても、尾根に一本だけ枯れている桧は見るからに寂しいものがある。
枯れた桧1
谷間の風景も全く変わってしまったが、
元気だった頃の木の姿は写真の中だけ・・・・・・今、南川の山尾根に残る桧は見るからに淋しい。

田面08

桧伐採001  枯れた桧2
 周辺の40年生の植林の桧も一緒に枯れてきた。
引寄索001

110本の桧を山から出すという事は、周辺にこのような残骸にも似た枯れた木を残すことにもなるということを改めて知らされた気がする。

先日来、大工の泉さんや施主の西尾さんたちとこの桧をどうにかして、伐採して下まで降ろしてこようという話が進んでいる。

製材、乾燥の期間を考えるとこの現場ではもう使えないが、先人達の残してくれた桧を大切に最後まで使おうという、愛着心にも似た思いだけはみんなの心の中にある。

さていつ、山へ再び手作業覚悟で行くことになりますやらーーー
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Posted byほんまもん001

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