『ハイ』という時
2008年04月21日
世の全てに反抗的で
戦闘的で尖った性格そのもののような画家:松井冬子が
珍しく『ハイ』と返事をする
昨夜のNHK教育<痛みが美に替わる時>の松井と上野千鶴子の対談風景


狂気のような様相で男性社会に対する怨念の全てを
画を通して表現しているように思った
そんな作家が
唯一、上野先生には一目置いているのであろう。
『人は、幸福になってもいいのよ、其処からだって充分素敵な画は描けるわよ』
自分を追い詰めないで生きていいのよ』
上野の、声掛けは、先輩の同じ痛みを経験したもののみが発する事のできる
説得力と愛情にあふれていた。
だからこそ、日本画以外に自分の拠り所を見出せないでいる松井の心を
揺さぶる事ができたのであろう。
その『ハイ』と言う返事は
すっきりと、今までの自分の価値観を少しシフトしてもいい・・・・
そう信じているようにも聞こえた。
ストイックな生活がストイックな絵を描ける源泉になるとでも信じているのであろうか
男性が松井の絵を『気味が悪い!』と評すると
『ざまーみろ・・・』とでも思っている風だった
その気性の激しさは、画の完成度を上げるエネルゲンにもなっていたのかもしれない
上野先生は彼女のそんな歪んだ性格を少し緩めてあげたいと思ったのかもしれない
私にとっても
『ハイ』と返事をする心境がなんとなく理解できる。
シニカルな心が時折突き上げるように他人に向けられていた頃
師匠から、厳しく諭された頃が懐かしく
そんな頃の自分と
昨夜の松井冬子の『ハイ』が、長い年月の昔を呼び覚ますように
思い出されて・・・・・そんな私の心の奥底に届く返事だった。

庭のニシキギの葉の裏で
ゴマシジミが交尾している様子は・・・・・それとなく昨夜の松井の描く絵を連想させる風景だった
懐かしく『ハイ』と返事をした随分昔のことと重ねて思い出しながら
戦闘的で尖った性格そのもののような画家:松井冬子が
珍しく『ハイ』と返事をする
昨夜のNHK教育<痛みが美に替わる時>の松井と上野千鶴子の対談風景


狂気のような様相で男性社会に対する怨念の全てを
画を通して表現しているように思った
そんな作家が
唯一、上野先生には一目置いているのであろう。
『人は、幸福になってもいいのよ、其処からだって充分素敵な画は描けるわよ』
自分を追い詰めないで生きていいのよ』
上野の、声掛けは、先輩の同じ痛みを経験したもののみが発する事のできる
説得力と愛情にあふれていた。
だからこそ、日本画以外に自分の拠り所を見出せないでいる松井の心を
揺さぶる事ができたのであろう。
その『ハイ』と言う返事は
すっきりと、今までの自分の価値観を少しシフトしてもいい・・・・
そう信じているようにも聞こえた。
ストイックな生活がストイックな絵を描ける源泉になるとでも信じているのであろうか
男性が松井の絵を『気味が悪い!』と評すると
『ざまーみろ・・・』とでも思っている風だった
その気性の激しさは、画の完成度を上げるエネルゲンにもなっていたのかもしれない
上野先生は彼女のそんな歪んだ性格を少し緩めてあげたいと思ったのかもしれない
私にとっても
『ハイ』と返事をする心境がなんとなく理解できる。
シニカルな心が時折突き上げるように他人に向けられていた頃
師匠から、厳しく諭された頃が懐かしく
そんな頃の自分と
昨夜の松井冬子の『ハイ』が、長い年月の昔を呼び覚ますように
思い出されて・・・・・そんな私の心の奥底に届く返事だった。

庭のニシキギの葉の裏で
ゴマシジミが交尾している様子は・・・・・それとなく昨夜の松井の描く絵を連想させる風景だった
懐かしく『ハイ』と返事をした随分昔のことと重ねて思い出しながら
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