FC2ブログ
ほんまもん001

失敗を認める体質

我が国の新しい首相は、就任直後より、日本学術会議の任命根拠について
今日も国会で野党から鋭い指摘を受けていた
しかし・・・・・菅 さんは答弁では、任命根拠を示さない。
首相の権力を越えたことを行使した事実を決して認めない
新しく首相に任命されて、いきなり・・・・ご自分のされたことで大きくつまずいている。

菅さんに限ったことではないが、政治に携わっている人たちは安易な失敗を認めようとしない体質がある
失敗や失言を認めると、自分の立場がなくなってしまう、失墜してしまうことを恐れているのだろうか?
責任の所在を考えると、予想していなかった上げ足を取られたと思うのだろうか?

最近読み始めた、マシュー・サイド著 「失敗の科学」は 失敗から学ぶ大切な要件を、医療業界と航空業界の事と比較して失敗への取り組み姿勢がかくも異なるものかと 詳細に事例を挙げて説明している

最も深刻な業界は、医療事故を起こす人たちの事

アメリカでは毎年4万4千人~9万8千人の人達が回避可能な医療過誤によって亡くなっているという(1999年の報告)
このことは、
ボーイング747が 毎日2機、事故を起こしているものなのです。あるいは、2ヶ月に1回、9.11事件が起こっているのに等しい。
回避可能な医療過誤がこれだけの頻度で起こっている事実を黙認することはできない。

<ジョンズ・ホプキンス大学・ピーター・プロノボスト教授の2014年の米上院公聴会での発言>

人は誰でも間違える、私も設計者として設計内容や関係者との会話の中で何度も冷や汗の出る様な失敗を重ねている
簡単にそれを認めることは、信頼関係を失墜しそうな不安感、又自分の自尊心が崩れていきそうな感覚にもおびえる

医療関係者は人命に直結するので特に注意を要するが、失敗を隠す体質が個人にも関係者の中にもある

政治家もよく似ている、質疑応答を聞いていると、任命根拠の失敗とは認めない。
聞き苦しいまでの、答弁を繰り返し、国民の信頼を失って、政治不信の人々を増やす結果になる。

航空機業界が事故件数が飛躍的に少なくなったのは、この隠すことなく失敗の原因を追究し、改善処置を繰り前し学んできた結果だと・・・マシュー・サイド さんの・・・貴重な調査資料と見解
日本でも「失敗学のすすめ」を書いた 畑村洋太郎さんがいるが・・・・工学系のエンジニアには響くが、医療業界や政界の人々にはどうすればいいだろうかと・・・・基本的な業界体質のことを考えてしまう。

失敗の科学 マシュー・サイド

スポンサーサイト



ほんまもん001
Posted byほんまもん001

Comments 0

There are no comments yet.