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ほんまもん001

皺のある顔

脚本家の山田太一さんと画家の木下晋さんの会話
『・・・・私はつい気になっていたことを質問した。どうして老婆老人ばかりを描くのですか、絵を描く人なら、若い女性を書きたい、その美しさもたまには自分の絵にしたいとか思わないのですか・・・』山田太一

『皺のない肌はつまらないから』 木下晋

なぜそこまで人が眼をそむけたくなるような顔とか身体を描くのか、この本を読んで木下晋の生い立ちから画家としての名声を得るまでを知ると、当然の返答だったとわかる。

昨年末のNHK・ETV特集「日々、われらの日々ーー鉛筆画家木下晋妻を描く」でこの人の存在を知る

幼い時から極貧の生活の中、学校の美術の先生が絵の才能を見出してくれて・・・・・ラーメンを食べさせてもらえることがスタートだったという。
動機は、その美術の女性教師が女優のような美人だったこと!!

貧しい生活をそのままに、鉛筆にすべてを掛けて描く姿勢に、時に人はその才能を見出して捨てておかない。
他人の援助と縁を何人からも頂いて‥‥東京大学の講師の職まで就く、人の援助のすごさを改めて知る。

木下晋の出世作の盲目の小林ハル(瞽女唄の最後の伝承者)の深い顔の皺を見つめながら
1983年の作と20年後の 2003年作それぞれに 迫力がある

木下晋 いのちを刻む

小林ハル1983 小林ハル2003




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