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ほんまもん001

しあわせの思い出

その時は、ただ自転車に乗りたいという娘(ナッちゃん)のために付き合っていた。
仕事休みの土曜日の朝と日曜日に、近くの自治会館の広場で子供用自転車の後ろを支えて
「さ~ いくぞ~」と ナッちゃんに声をかけて 押していた。
小学三年生にしては、自転車に乗れないのは、仲間の内では遅い方らしい。
練習何日目かの時にどうにかハンドル操作が出来そうな動きが取れた日曜日。
「なっちゃん、今日は広い学校へ行ってみようか~」と私
「うん~!」 真剣に返事して

そして学校の運動場の中央にある<朝礼台>を目標に、自転車の後ろから押し出すと
よろよろとペダルを漕ぎ始め、今度は支えている手を放した・・・・・・

自分で乗れている実感が判るのだろう、不安と乗れている喜びが背中を見ているだけで解る
なっちゃんの喜びが、私の喜びになる。
これが・・・・しあわせの感覚。
思い出すたびに、いろんなシーンはそれそのものがしあわせの体験。
来月31才になるなっちゃんは地元を離れ県外に住んでいるが
あれから22年も過ぎ去っていても、視覚的にその時のことは脳裏によみがえる。

今は学校が閉校になり誰も来なくなった淋しそうな運動場を横目にするたびに、このシーンが呼び起こされる。
今年のコロナ禍の影響で静まり返った校庭でも、きっとよく似た経験が積み重ねられていることだろうと。

事務所横の蕾が膨らみ始めた、メラレウカ・アルミラリス の小枝を見つめながら・・・・・・・

子供自転車 メラレウカ・アルミラリスの蕾




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