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ほんまもん001

母へのプレゼント

ブローチ1 のぶこの視線12

中島信子著『お母さん、私を好きですか』 読んで、
姉や弟と違って、いつも母から疎んじられてきた主人公の少女が、母親に気に入られようとしてブローチを贈る。
もしそれを喜んでくれなければ、この家を出ていくつもりだった少女。そして自殺さえ考えていた・・・
一生懸命に、ためたお小遣いで友達の工場で作っているそのブローチを買った。
そして朝食時に母がそのブローチをつけて「このブローチのぶ子がくれたのよ」と、喜んでくれた
ただそれだけで、本当の自分の母親だと・・・のぶ子は喜ぶ。・・・ラストシーン・・・・

このシーンを読むまで、私は自分の心の奥にあった、母へのプレゼントのことを忘れていた。
中学三年生の時に、親戚の叔父さんの手伝いをするために泊まり込みで親戚の家に行っていた。
その褒美にお小遣いをもらったので、母へのプレゼントを考えて、三本松の「ブンゴ」という化粧品屋さんへ入った。
母の日だったのか、クリスマスだったのか、誕生日プレゼントだったのか定かでない・・・・・
坊主頭の中学生の僕は・・・・勇気を出してお店の扉を押した・・・
赤面しながら店員さんに、母へ贈るので 「ハンドクリームを下さい」 といった。
ニコニコしながら、店員さんはきれいな包装紙に包んでそのハンドクリームを渡してくれた。

そのハンドクリームを母に渡したとき、母は本当に嬉しそうに少女のような初々しさと、恥ずかしさをないまぜにしたような
喜びを顔一面に表現してくれた。
そのハンドクリームを使っている所を、それから以降一度も見たことがない。
そして10年後、久しぶりに会った母は病院のベッドの中でその時と同じ表情をして、嬉しそうに迎えてくれた。
でも病は深刻だった、それから五日後に他界した。…・・さらにそれから40年以上も過ぎた・・・

近所の家の出窓に飾られているひな人形、家族の想いがこの窓から出ています・・・・早く大きくなれと
子どもの成長を期待する親の心をその人形から伝わります

先日お客さんと打ち合わせをしていると、後ろから子供の声がする・・・驚いて観てみると・・小さな人形
マー君という名前らしい、話しかけると返事をしてくれる。
一緒にいて、寂しさを忘れさせるかのような・・・・・AI 人形でした

近所のお雛様1 マー君1

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