我身ながらの師匠


その道に入らんとおもう心こそ 我身ながらの師匠なりけれ 千利休
朝のコーヒーを入れながら、台所の窓から外を見ると、ヤツデの横でボケの花が満開
その枝ぶりが個性的で、目を奪われながら 眺めていた
その枝を切り取って、生けてみようと思う心が湧いてくる
花器を横に置いて、切ったばかりの枝を目の前で回しながらどの角度がいいか
どの枝ぶりが不要か
どの蕾が不要か
蔓が枝に巻き付いている部分もなかなかだと思いつつ・・・・
川瀬敏郎さんが 枝ぶりを眺めている姿を思い浮かべていた
そして、花器も先日信楽で頂いた 徳利を使ってみようと決めて
朝食後に、さっそく鋏を手にして 切り取って 生けてみた
足元は回転しないように、縦割り留めで
千利休の 利休百首の 句を思い出しながら
生けてみようと思う心こそ・・・・自ら師匠だと思いつつ
裏庭のライラックは少しづつ開花し始めました・・・・春です
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