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感情が切れない生き方
- 2019/01/28(Mon) -
朝日28

日曜日に読んだ本、二冊 「人生は生きがいを探す旅」  「神谷美恵子の世界」

「神谷美恵子っていう人はキレないんです」

戦前、女学生が医師になることを望んでも、当時通っていた津田塾の塾長も両親も猛反対された
感情が切れずに、いつか自分の生きがいというものをあの人たちも分かってくれるに違いないと一応、表面的にはそれに従う

加賀乙彦さんが「神谷美恵子について」津田塾大学で講演した記録を読んで、特に心に響いたところ

この感情を破綻させない性格は、幼い時の両親の日々の軋轢を観てきた経験も一役かっていたからではないだろうか?
いつか母親が家を出て行ってしまうかもしれないという不安感
波風立てずにいい子でいなければいけないという自制心
おとなしくて、辛抱強い性格

神谷美恵子の65年という人生の中で、一番望んでいたハンセン氏病患者の心の支えになるという仕事は15年間でした
外国語を学んだことも、家庭生活で二人の子供を育てたことも、その為の経験だったともいえる
文学とバッハの音楽が生涯を通じて最も好きだった趣味かもしれないが、抜きんでて文学的な才能は外国の書籍を翻訳するときに一気に開花する。
長年学んできた土壌があればこそ、ニュアンスの違う外国の言葉を真髄を突く様な日本語にして語る才能となったと思う
表現豊かな日本語を使えるということの大切さ、死の床にあっても、次男の嫁に語り掛ける言葉は起承転結があったという

次男さんの対談記事で、家庭ではよくしゃべり、泣いたり叫んだろしておりましたと聞くと、・・・それも人間らしく、ほっとする。

巻末の年譜を見ると、多種多様な仕事や要件に流されながらも、ついにはライフワークといえる精神科医の仕事と思想家としての著作活動も完成させる。教職について授業後のカウンセリングまで行ないながら務めたという。
こんな見事な生き方をした人が 日本人の先輩としておられただけでも、心揺さぶられる

黄金色に輝く・・・・・今朝の朝日 7時頃

神谷美恵子の世界1   加賀乙彦 講演記録




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