FC2ブログ
亜流
- 2018/11/17(Sat) -
スバルmaxresdefault

スバルという名の星座は別名 プレアデス星団 と言われている
この星座の名前を唄にした 「昴」 のことが 昨日訪ねてこられた 高校時代のM先生 と話をして盛り上がった

「あれは、そのまま 引用していますよね~」  石川啄木の <悲しき玩具>の最初の 2首 を
「ちょっと キーボードで <悲しき玩具> と打って検索してんまい~」 と M 先生

呼吸《いき》すれば、
胸《むね》の中《うち》にて鳴《な》る音《おと》あり。
 凩《こがらし》よりもさびしきその音《おと》!

眼《め》閉《と》づれど、
心《こころ》にうかぶ何《なに》もなし。
 さびしくも、また、眼《め》をあけるかな。


肺結核で死を目前にした26歳の啄木にとって、息をすると肺の音が 木枯しよりも寂しい音だという
目を閉じても心に浮かぶものさえない
そして、啄木は同人誌『スバル』の同人でもあった

そして、「昴:すばる」という歌は

目を閉じて 何も見えず
哀しくて 目を開ければ
・・・・・・・・
呼吸(いき)をすれば 胸の中
凩(こがらし)は 吠(な)き続ける


M先生曰く、 これを引用して作りましたと 告白すれば
『 彼の  男前も上がったのにな~  』 アジアでも広く愛される歌なのに!

「昴」 は 石川啄木の亜流であるというわけである。

でも建築の場合、最初からカミングアウトし、引用して出典を明確にされ、有名になった建築もある

安藤忠雄の設計した、淡路島の本福寺 水御堂は 鎌倉時代に重源たちが作った兵庫県三木市の浄土寺浄土堂の引用

磯崎新の設計したつくばセンタービル広場は イタリアローマのミケランジェロの設計、カンンピドリオ広場の引用

最初から自分が作った創作ですという顔をせずに、謙虚に  題名も歌詞も 石川啄木の 引用でしたというには
作者のプライドが許さなかったのでしょうか?
でも安藤忠雄や磯崎新のように最初から言うことのほうが、好感が持てます。
そして日本には、<見立て> <引用>  と称して、オリジナルからヒントを得て、自分なりの今風のものを 作りました という作法がある

心を広く、作り手としてのスタンスを明確にする勇気が大事だと思います・・・
そう思うのは、私だけでしょうか・・・・・・

M先生とにぎやかに、多様なことを 話題にしてお話させてもらったことが、同時代を生きてきた先輩後輩として嬉しかった。

400905747_ee8c20e723_b.jpg  浄土寺浄土堂1656

磯崎新つくばセンタービル20130327114748f64  磯崎新イタリアカンピドリオ広場42








 
スポンサーサイト
この記事のURL | いつもの独り言・自然に言う | CM(0) | TB(0) | ▲ top
<<生花と書道展 | メイン | 秋の花>>
コメント

コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する


▲ top
トラックバック
トラックバックURL
→http://ryoken.blog3.fc2.com/tb.php/2944-d0adcc0c
| メイン |