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ほんまもん001

吼えるように泣く

知覧からの手紙

婚約者を特攻隊で失い、(昭和53年)戦後33年も過ぎてから、当時の同僚たちから話を聞く機会に
その中の一人が竹下夢二の『宵待草』の唄を口ずさみ歌いだすと・・・・
今まで押さえ込んでいた感情が揺れ動き、初めて泣き出してしまった

<戦友たちは、私が吼えるように泣くのを見ていられなかった・・・・>

人の感情には、このようなことがあるのだ。
シクシク泣くのでなく、悲しくてメソメソ泣くのでなく、・・・・・堰を切ったように吼えるように泣くのだ

30年以上押えてきた無意識の感情は、その反動として動物の吼える如く泣いたという
伊達智恵子さんの一途さと何年経過しても癒されることのない悲しみを心に秘めて生きてきたのだと思う

戦後生まれのライター水口文乃さんが何度も足を運んで、インタビューしてやっと心を開いて
婚約者 智恵子さんが話始めたこの内容。

太平洋戦争の日本に置いて、今では考えられない命の重さ、国家と個人の関係
現在の平和がその上に成り立っているという、かつての日本人の人々の捨てた命の恩を思わずにはいられない

『最後の言葉』
届かなかった手紙は、アメリカからの情報開示によってやっと見ることのできたかつての日本兵の資料

『いつまでも いつまでもお元気で』
死を覚悟して、特攻機に乗った人たちの言葉は、胸に刺さる
素朴な日常のことではなく、異常時に置いても家族を想う、親を想う心は胸を打つ

年賀状の宛名書きをしている、間に立ち読みしながら、涙を誘われた三冊

        いつまでも              最後の言葉


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