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ほんまもん001

審美眼を磨く

銀座1

人の審美眼を磨くにはどんな背景があるのだろうか
どのような家に生まれ、どんな環境で育ち、時代背景と共に社会の中でどのような縁を生かして
生計を立て、お店を作り、銀座という街並みを一流の街に育てていったのか
その一端を垣間見たような気になった
NHKのプレミアムカフェの再放送番組「街はこうして輝いた~茂登山長市郎(1921年大正10年生まれ) 銀座並木通り」
セレクトショップ「サンモトヤマ」がリニューアルなった銀座の朝日ビルに今年今月再び入店して
そのショップの顔見世となった

番組では戦時中、中国天津へ応召され、租界の地で異国の文化に触れたのが始まり
戦後、有楽町で父親の開いた進駐軍の物資を販売していたところを、ヨーロッパでの生活経験がある
名取洋之助(1910年明治43年生まれ)に出会う
アメリカの商品なんか扱っていては本物でない! と言われ
彼は「本当に美しい伝統、文化はヨーロッパにある。ヨーロッパに行ったら仕入をする前に、先ず美術館と教会へ行け。最高級hのホテルに泊まり、最高のレストランで食事をし、彼らのライフスタイルをよく見ることだ」と諭した。

そう云った名取本人はどんな人物なのか知りたくなって、関係の本を読む。

この名取洋之助は財閥系の裕福な家に生まれたが、まともに勉強しない不良少年、困り果てて戦前に知り合いのいるドイツへ留学させられる。
そこで知り合った最初の妻、9歳年上のエルナから写真の事グラフィックの事編集の事を教えてもらう。
後に名取洋之助から戦中・戦後影響を受けた写真家やグラフィックデザイナーが戦後の日本の雑誌やメディアを担おう事になる

そして、銀座の街のオシャレな洋服や雑貨を世界から輸入して、銀座のお店で美しい品々を提供してきたのが
この番組の主人公、茂登山長市郎さん。
ご本人の持って生まれた才能もあさることながら、審美眼を磨くコツを伝授したのは名取洋之助
その名取に編集などを教えたのが、エレナ・メクレンブルグ(通称:メッキ―)
人の磨き抜かれたものを見る目、審美眼が鍛え上げられるのは、何人もの人たちの経験と縁を生かして
受け継がれ磨かれるだと、名取洋之助の「わがままいっぱい」を読みながら思う所

そのお陰で、今の銀座の一端があるのかもしれない
審美眼を磨く事とは、歴史と人の縁を紡いで進む様な事だと、想像させられた番組だった

  銀座3茂登山長市郎    銀座1茂登山長市郎

    名取洋之助1            名取洋之助2


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