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ほんまもん001

かしわで

朝日を見ながら、思い出す言葉がある

「庭先の川端から手を拍つ音が起こって来る。対岸の埠頭の石段を下りる男女が見える。銘々が帯に小さな青い手拭いを挟んでいて顔と手を洗い口を漱ぐ。是は神道の祈りを捧げる前に必ず行なう潔斎である。
 それから顔を朝日に向け四たび手を拍って拝む。白色の長い高い橋の上からも、他の柏手の音が反響の如くに出でてくる。あの異様な形の船の上から、手も足も裸の漁師が黄金色した東雲の空を拝んでいるのだ。 もはや柏手の音が増して殆ど鋭い音の連発となった。夫れは人々が皆 朝日-お日さま-天照大神を拝んでいるからだ。朝日に向かってだけ手を拍つ者もあるが、大概は西の出雲大社へ向かってもそうする。顔を東西南北へ次々に向けて群神の名を微唱するものさえ随分ある。天照大神を拝した後で一畑山の高峰を眺めて盲人の眼を開き給う薬師如来の大伽藍のある所に向かい仏教の様式に随って掌を合せながら軽く擦るものもある・・・・手を拍つ音がやんで1日の仕事が始まり出す。カラカラと下駄の音が段々高く響いてくる。大橋の上で下駄の鳴る音は、どうしても忘れられない。」:小泉八雲の「神々の国の首都」

「パンーパンー」と柏手を打つ音
120年も前の日本の風景にはごく当たり前の風景として、見かけたことだろう
でも平成の現在では、外に出て太陽に向かって柏手を打っている人を観ない

私自身も、亡くなった祖母から
「お陽さんに毎日手を合わせなさい・・」と教えられた

昨日の朝、三本松の墓地から
本日、高松木太町 「プロスパーサンダ」の3階の窓から
朝日を眺め、柏手(かしわで)を打つ音を想像していた
三本松の墓地12
前田山朝日21
前田山朝日1
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