FC2ブログ
ほんまもん001

羊羹に熨斗

お歳暮に頂いた虎屋の羊羹の封を切った。

いつもの見慣れた黒地に金の虎
丸く跳ねるような水引と熨斗
中ほどに引き締めるような
金色の輪ゴムのバンド

そんな全てが、日本の伝統と格式を表現されていて決まっている。
中身の羊羹を頂く以前に、もうすでに味わいがその雰囲気から伝わってくる。
熨斗の格式を中世の武家社会で通例にした頃から、一般庶民にまで浸透しだして

形骸化している様相とはいえ、こうしてみてみると、型が決まるものだ。
たかが羊羹の包装だが、伝統の重みさえ感じる。

少しずつ忘れかけている生活の習わしごとを振り返ってみた。
そして、今夕私の61才の厄除け周りにお菓子を配った折に、親戚の叔母からアズキを包んでいただいた。
かつては、
御重に饅頭などを入れて渡すと、お返しに中に豆や半紙などを入れて御重を返したという。
最近ではそんな風習も影を潜めてきたと、義母は言う。

「その時のお礼に、今夜餅を入れ善哉にし、美味しく頂いた旨を連絡するように・・・義母からの伝言」

その電話をしたあとに、ふと思ったこと。
羊羹に熨斗がついていることは、御重のお返しに、アズキを入れられていることとよく似た日本的な礼儀だと。

虎屋の水引



スポンサーサイト



ほんまもん001
Posted byほんまもん001

Comments 0

There are no comments yet.