炉開きの準備
2011年11月17日
秋のこの頃になると、そろそろ茶室では炉開きが始まる。
その準備として、新しく塗り替えた炉を入れ替えるところを見せていただいた。
先週、高松市の中條財団の5箇所の炉全部を5年ぶりに塗り替えた。
京都から来られた、左官の久住誠さんが50kgほどもあるという重そうな炉を入れていた。
炉の仕上げ壁の塗り代は1mmだという。
きちんと塗られた出隅は手が切れるほどにピーンと角が立ち、真っ直ぐに塗られた垂直面と共に相当な気持ちの込めようを持って塗られたであろう事がうかがえる。
下地の精度がいかに正確に出来ていたかが伝わってくる。
常日頃は、銅版のカバーをかけてこの塗炉は見かけることは無い。
湯が掛かるとふやけるので、ジュラク壁と同じように気を遣うところ。
このきちんとした仕事は、ここの茶室を建てた木下棟梁と眼の肥えた茶人さんたちに何度も鍛えられたお陰だと、久住さんから聞かされた。



その準備として、新しく塗り替えた炉を入れ替えるところを見せていただいた。
先週、高松市の中條財団の5箇所の炉全部を5年ぶりに塗り替えた。
京都から来られた、左官の久住誠さんが50kgほどもあるという重そうな炉を入れていた。
炉の仕上げ壁の塗り代は1mmだという。
きちんと塗られた出隅は手が切れるほどにピーンと角が立ち、真っ直ぐに塗られた垂直面と共に相当な気持ちの込めようを持って塗られたであろう事がうかがえる。
下地の精度がいかに正確に出来ていたかが伝わってくる。
常日頃は、銅版のカバーをかけてこの塗炉は見かけることは無い。
湯が掛かるとふやけるので、ジュラク壁と同じように気を遣うところ。
このきちんとした仕事は、ここの茶室を建てた木下棟梁と眼の肥えた茶人さんたちに何度も鍛えられたお陰だと、久住さんから聞かされた。



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