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ほんまもん001

腑に落ちる書

夏目漱石が大のファンだったという『良寛』の書。
志度の<和楽>へコーヒーを買いに行って、奥の作業場の壁に掲げられている書のコピーを見つけた。

私は書の練習はじめて、15年ぐらいになるがこの良寛の書を魅力ある書として長く感じられないでいた。

魯山人も良寛の大ファンであり、このことについて思い入れたっぷりに
「・・・書ばかりが優れているのではない。なにもかもである。こうなって初めて万法帰一(ばんぽうきいつ)が腑に落ちるではないか。」といっている。

消え入りそうなひ弱な筆跡でいとおしむ様に書く良寛の文字は初心者の頃はほとんどその魅力を理解できないでいた。
数人の書の臨書を重ね、書の本を読み、書かれた物を見入り自らも良寛の書を臨書してみて、最近になってやっとそのすばらしさが感じられるようになった。

これにはNHKの「美の壷」や石川九楊さんの説明などにも大いに感化された。

かすれるように、ひらがなを書くように、切ないまでにほんのわずかな筆跡だけを残すように筆を進める。
最近になり、書にこんな境地があったのだと、臨書しながら心の奥く静かに、腑に落ちた。

良寛2
良寛1


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Posted byほんまもん001

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