校舎の窓
2011年01月24日

早朝の校舎が写った写真。
それを説明する校長先生の話でその背景となる、生徒たちの生活態度が尋常でなくきびきびとまるで、禅宗の雲水さん達の生活態度を連想した。
指導者の強制でなく、寮生徒たちが自主的に自分たちの行動として、全校生徒が登校する前に校舎の窓を両側開いた状態に開放するという。
新鮮な朝の空気が教室に流れ込み、凛とした空気に包まれる一日がこの学校では始まるんだろうと思った。
校長先生の講和を聞きながら、十数年の尋常でない改革運動の成果の一環だと理解できた。
形ばかりを強制しても決してできないが、形から入り内容を納得するまで説明して指導者が範を示すと十年後にはできるようになってきたという。
抵抗する学校内での指導者や生徒たちの反発と戦いながら葛藤する日々だったと。
一地方の私学の学校経営の苦しさと共に周囲は悲観的なことばかりが満ちていたという。
きちんとお辞儀をする。こんな高校生を始めてみさせていただいた。
岡山県井原市の 興譲館高校の小谷校長先生の講演には感動した。



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