エノコログサ
2010年07月31日

朝の涼しいうちに気になっていた裏庭の草取りをした。
かがみこんだ、低い視線に映る夜露に濡れたエノコログサが風にゆれ眩しかった。
今朝はふと・・・・その鮮やかさを生けてみようと思った。
花入れに針金を束ねていれ、花止めにしてすっくと立ち上がった草は、土に生えているときと見違える。
しばらくそのままで眺めていたが、心なしか花が無いので淋しいような気がして、ムクゲを一輪足してみた。
生けたとたんに、オーラを発するようにパッとそこだけが華やかな雰囲気に一変する。
今まで主役だったエノコログサは脇役という背景になりムクゲが主人公に早替り。
でもその晴れやかなムクゲも、一日の命。
夕方にはしぼんでしまう。
名残惜しいが、花のはかなさが、なんとも危うくて・・・・
つかの間の命を精一杯、輝くように・・・・・今を生きてると感じさせてくれる。

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