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「生きがいについて」の背景
- 2019/01/09(Wed) -
小豆島を見る1  長島神社1

瀬戸内海の岡山側、長島愛生園の前から小豆島を望むと海は銀色に輝いて暗い影のような小豆島がその向こうに見える
さぬき市の津田から見る景色とこんなにも違うのかと光る海を見つめる。
目の前には、干潮時には歩いて渡れるという長島神社の参道が目の当たりに見える

讃岐津田の事務所から車で三時間かけて来てみようと思ったのは、先日<リブレボディ>へ行った折、 T 君と 長島愛生園のことについて話をしていて、まだ行かれたことがないのであれば・・・行かれたら、神谷美恵子さんの存在が分かりますよと・・・言ってくれたから~。

先日から、電話で予約して、神谷美恵子さんの遺族が贈答した神谷書庫を一度は観たくてやってきた。
見学用の施設が充実していて、パンフレットも完備している。
書庫という名にしたのは、建物の代金を贈答されたので蔵書はごく最近神谷さんの遺族の方が持参して整理されているらしい。
時間予約していたので、あらかじめ私一人のために暖房機で温めていてくれたことに感謝しつつ、読んだことのない資料を読ませてもらった。

資料館へも足を運び、ハーモニカの青い鳥楽団のコーナーで、ハンセン病患者だった近藤宏一さんが
『燃えなければ、光はないといったんですね~ 僕らは燃えたんですね、みんな燃えたんです~」という言葉が
印象に残っていたが、この言葉のことを、長島愛生園にいた明石海人という詩人の言葉だと知った
 
『深海に生きる魚族のやうに、自ら燃えなければ何處にも光はない』

神谷さんが昭和32年から昭和47年まで15年間、芦屋から五時間かけて通った事。
水曜日から土曜日まで幼い子と夫を残して精神科医として勤務していたことを本で知っていたが、橋もかかっていない時代
よくぞ通い続けてこの島に来たものだと・・・・この島に来てみて、信じがたいほどその労力と勤勉さに頭が下がる思いにさせられた。

蔵書の文章に赤鉛筆でアンダーラインが引かれているのを見つけると、フランス語の堪能なこと、徹底的な学習態度を見せつけられるようで圧倒される。
神谷美恵子が「生きがいについて」を7年間かけてまとめ上げた背景の一部を垣間見たような、島への訪問だった。


神谷書庫0  神谷書庫1

神谷書庫3  神谷書庫4

長島愛生園1  長島愛生園2






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