「書く」ことは確かめること
- 2016/01/31(Sun) -
NHKの番組で五木寛之がどこかの楽屋らしきところで原稿を書いている
「どこででも書きますよ・・」と話しながら、ボールペンを握った手は原稿用紙を離れない。
それを観ながら、
作家にとって書くことは、マグロが常に回遊しながら決してとどまらない運動とどこか似ていると思った

辻邦生の夫人(辻佐保子)は作家である夫のことを
<悠然と泳いでいるように見える水鳥も、水面下では懸命に脚で水を掻いているのと同様に、「たえず書く人」も、書くことを少しでも中断すればきっと溺れてしまうと予感していたに違いない・・・・>と評する

そして先日TVの「あの人に会いたい」で見かけた、社会評論家の丸岡秀子さんの言葉が一番心に響いた
<「読む」ことは知識を多く取り入れることだと思いますが「書く」ということは自分を確かめることでしょう・・だから「書く」ことによって自分を大事にする。近代的な精神を作って行く、自分を大事に出来る人は、人もまた大事に出来るという民主主義のそのものを作って行く芽が「書く」ことによって出来てきているのでは無いでしょうか・・・>

作家や評論家の書いた文章を「読む」ことは情報を広く求める意味で重要なことではあるが、「書く」ことの重要な点を疎かにしていると考えること、行動すること実践することのできない人になりそうだと・・丸岡さんの言葉を聞きながら危機意識を持った

日常私たちは、情報受信者ではあるが時代を少し進める意識を持てば情報発信者であり続けなければ、生きている証にならないと思った。仕事上作家や評論家でないが生活者として日常のささやかな感じた憤りや不満を含めて自分の考えを確かめる行為ととしていつまでも「書き」続ける人でありたい。

辻邦生 書く人
丸岡秀子さん2
五木寛之34
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