FC2ブログ
建築家の眼
- 2015/06/18(Thu) -
建築を設計する職業を選んだ身としては自分自身の事を
建築マニアであり、ある建築家のファンでもあると思っている
その建築家の事は、執拗に資料を調べたり、実物を観たりして、事のほか興味の対象になる

建築の作品集を観ながら、写真撮影まで建築家自身がするという取り組み方は稀である
<堀部安嗣の場合>
「堀部安嗣作品集」の表紙は居間らしきところから、窓越しに霧に包まれた林の方を見ている構図
映画のシーンのようにそこに物語が語られている様にさえ見える
これを、カメラマンに任すことはできないと自分のこだわりの世界の事を感じているのだろうか
それとも自分自身でもう一度きっちり確かめたいとでも思っているのだろうか
いずれにせよ、自分の仕事は他人任せにできない写真へのこだわり
それが堀部安嗣固有の魅力でもある
自分自身のファンなのかもしれないとふと思う

また一方で、お気に入りの他人の設計した建物を、建築家がカメラマンとして撮影し説明文まで書く
そんな作品集が斎藤裕の「CARLO SCARPA」読みやすく、なにより丁寧な印象
一方、PHAIDON社から出版している ROBEAT McCARTER 編集の同じスカルパの作品集では
受け取る印象がずいぶん違う
それぞれに異なりが鮮明で、斎藤裕のスカルパへのこだわりが良く伝わってくる
同じ建築家の作品でも
取材する眼が違うとこんなにも異なって見えるのだと・・・
比較すると、より判りやすくなる:建築家の眼

堀部安嗣も斎藤裕もそれぞれ写真の上手さに感心しながら・・・見入る
堀部安嗣 55
スカルパ54
スカルパ65


 
スポンサーサイト



この記事のURL | 書道・書棚から・整理整頓 | CM(0) | TB(0) | ▲ top
| メイン |