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リアトリスの直立型
- 2015/06/21(Sun) -
本来ならば、カキツバタを生けて月末の研究会の為に稽古する予定でした
写景盛花 様式本位は小原流の定番
カキツバタ一種の三株生け
この土曜日に
カキツバタが、花屋さんにも手に入らなくて急遽、花材を変えて別の生け方を稽古する

色彩盛花 直立型
リアトリス(5)
バラ(3)
ナルコユリ(3)
一年以上前に稽古したが、ほとんど忘れかけている
教本を見ながら生ける
そして先生から手直しを受け・・・出来上がり

この日に見かけた四国新聞社東讃支局の玄関に咲いていたクチナシ
甘い香りを楽しませてくれました

リアトリス直立型21
クチナシ43


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背中の渦
- 2015/06/20(Sat) -
庭に3本ある中から
今年最初の薄紫のムクゲが咲いた
まもなく夏ですと教えてくれるように、一輪だけウバメガシの下で咲いた
大きな幹を昨年切ったので、どうなることやらと気にかけていたが、綺麗に咲いた
近くのカツラの木も中央の幹を切ったのでどうなることやらと気をもんでいたが
樹形が変わったかのように、葉を横に一杯茂らせて広く小枝を広げている
昨夜から降った雨のしずくを弾き返すような玉を葉の上に浮かべながら
今年の秋、落葉の頃甘い香りを振りまいてくれだろうかと、心のどこかで、期待している

新しいことに、ひとつ足を踏み出すたびに思い出す言葉がある
ピアジェの
「少年が歩くと背中に渦がまく、その渦に押されて又少年が前に進む・・・」
三人の子供を育てながら、天才的な洞察力で児童心理の可能性を見出して行ったピアジェの言葉を

計画中の物件の事が頭から離れない
予算よりずいぶん膨らみそうだから、どのように進めようかと足が動かないでいた
施主ご夫婦の心の中に膨れ上がった期待を裏切る様な事を進めなければならない
少し話はしていたが、施主の期待は膨らむ方向にあり、縮小方向にはなってくれない・・・・
でも思い切って、減額案と代替え案を詳細に考えながら
一歩踏み出した少年のようだと、自分の事を振り返りながら脳裏に浮かべていた
背中の渦をどこかで期待している自分がいる
誰も助けてくれないのに・・・・・

ムクゲ65
ムクゲ66
カツラ87


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ヒダリテ
- 2015/06/19(Fri) -
数年前に購入した段ボールでできたネコ
CTスキャンで断面構造をパーツにしている作り方に惹かれて
確か・・・・羽田空港の売店で買った
そして、デパートで見かけた段ボールのマネキンの制作が同じ会社だと知って、納得
発想が同じなのだ。
表面を作らずに、細かい断面を段ボールでマネキンを作る手法

そして最近の作品はもっと難易度が高い、三次元の構成が複雑で精緻
これはぜひ買おうと・・・取り寄せていた
一昨日夜、こそこそと組み立て始めて、一時間半ぐらいでしょうか?
出来上がりました
146パーツの組み立て写真の説明が判りやすく組み立てながら設計者のご苦労が伝わってくる
この部分はよくぞこのように、発想したものだと感心する部位がいくつもあった
それだけ、作り手も悩み抜いてこのフレームにしたんだろうと思った。
これを考えた作者は・・・お見事です、アキ工作舎<d-torso>「ヒダリテ」

表面の皮膚の部分を作らずに、断面を輪切りにした状態で見せる
その組み立て方が、全て見える構造
設計をしている人間にとっては興味を引く素材
こんな困難な原寸大の左手も できると信じて取り組めば・・・万事うまく出来る
小谷歯科医院の今月の言葉を思い出しながら

     ひだりて5      ネコ96
ひだりて1ひだりて2
ひだりて3
ひだりて4
万事うまく行く54


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建築家の眼
- 2015/06/18(Thu) -
建築を設計する職業を選んだ身としては自分自身の事を
建築マニアであり、ある建築家のファンでもあると思っている
その建築家の事は、執拗に資料を調べたり、実物を観たりして、事のほか興味の対象になる

建築の作品集を観ながら、写真撮影まで建築家自身がするという取り組み方は稀である
<堀部安嗣の場合>
「堀部安嗣作品集」の表紙は居間らしきところから、窓越しに霧に包まれた林の方を見ている構図
映画のシーンのようにそこに物語が語られている様にさえ見える
これを、カメラマンに任すことはできないと自分のこだわりの世界の事を感じているのだろうか
それとも自分自身でもう一度きっちり確かめたいとでも思っているのだろうか
いずれにせよ、自分の仕事は他人任せにできない写真へのこだわり
それが堀部安嗣固有の魅力でもある
自分自身のファンなのかもしれないとふと思う

また一方で、お気に入りの他人の設計した建物を、建築家がカメラマンとして撮影し説明文まで書く
そんな作品集が斎藤裕の「CARLO SCARPA」読みやすく、なにより丁寧な印象
一方、PHAIDON社から出版している ROBEAT McCARTER 編集の同じスカルパの作品集では
受け取る印象がずいぶん違う
それぞれに異なりが鮮明で、斎藤裕のスカルパへのこだわりが良く伝わってくる
同じ建築家の作品でも
取材する眼が違うとこんなにも異なって見えるのだと・・・
比較すると、より判りやすくなる:建築家の眼

堀部安嗣も斎藤裕もそれぞれ写真の上手さに感心しながら・・・見入る
堀部安嗣 55
スカルパ54
スカルパ65


 
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メイキング・フィルム
- 2015/06/17(Wed) -
作家として世に名前が出るまで、どのような生活をしていたのか?
その後の仕事ぶりから想像できるには、限界がある
今年亡くなった、車谷長吉のように30代のほとんどを世捨て人のように生きた
その生きた経験が、後に作家としての深みとなり魅力でもあった
先日読んだ、20年前の五木寛之の「僕はこうして作家になった」もよく似たことが言える
20代から30代にかけて、企業の広告雑誌の編集を手伝っていた頃
「あまりにもしばしば遅刻する」
「どうも君には覇気がないなあ」
「こんなに早く起きるくらいなら、死んだ方がましだと考えていた・・・」
カメラマンの助手をしていたシーン
結婚式場を走り回る足音がうるさいので、靴を脱げと言われ
その時、履いてきた靴下には大きな穴が開いていたので、素直に従えずに
「やめます。靴を脱ぐのが嫌いなものですから・・・」といって歩いて帰った話
初めて、銀座の広告業の会社へ訪問する時高野フルーツパーラーのショーウインドーに映る自分の姿をみて
急に恥ずかしさがこみ上げてきた。
その後
「別にいいじゃないか。どうせ引き揚げ者だから~」と開き直る

どんな生活を送っていても、芽が出るまでの作家の生活は自分が何者であるのかもわからず
未来も見えず、モラトリアムな心境で過ごしていた頃が、興味をそそる
作家本人が言うようにメイキング・フィルムを見ているようで
時に苦節の時代は読み手にとっては励みとして受け取れるが、後の栄光の土壌になっているとはその時は誰も思えないモノだ

そして、車谷長吉の場合、白洲正子であり、五木寛之の場合CM業界の大森昭男さんだったのかもしれない
世に出るきっかけはふとした、人の縁なのだと、その不思議を思う

昨日の朝の光景
生け直した鉄砲百合
デビューの頃20150617
夜明け前32
鉄砲百合54


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