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2012年07月11日 0
夜、槿(むくげ)の前を通るとすっかりしぼんでいる。昼間にあれほど一斉に咲きほこっていたことが嘘のよう。白楽天の詞に『槿花一日自成栄』(槿花は一日で自ら栄を成す):仏法があっという間に広かったことをしめす)茶花として、茶室の床の掛け花入れに生けてあるのを見る。如何にも日本的だと思う。暑い日差しのとき、朝のほんの少しの涼しい時に・・・木槿が清涼感をかもし出してくれる。斉藤茂吉の詩『雨はれて 心すがしく...