「それにしても、彼らは本当にがんばっていたよなー」
朝の掃除をしながら、凍りつきそうな雑巾水を絞りながら先日のサッカーの日本選手のことを思い出していた。
アジアカップという舞台で日の丸を背負って、戦う選手の心境というのはどんなモノなんだろうか?
プロ選手としてリーグ戦で戦うのとまったく違う重圧感はどれほどのものなのだろうか?
自分自信の日々の生活で、日本を背負って生きていることを実感したことはほとんどない。
でも外国へ行ったとき程、本当に日本という国のことを意識したことも無かった。
言葉が通じない、生活習慣が通じない、心がどのようにしたら通じるのか不安とジレンマで語っている自分がいた。
どう見ても、オーストラリアの選手の方が、年嵩の大人に見えたのは私だけだろうか?
そんな中、外国へ行ってプロサッカーリーグで活躍している日本人選手は外国経験が成せる技なのだろうか?
私の目には、物怖じせず、動きが何処かたくましく見えた。
日の丸を背負ってないのならば・・・・私は何を背負って生きてゆけばいいのだろうか?
家族? スタッフ? お世話になった人たち?
国家を背負って仕事をしている実感が私には湧いてこない。
そのことが淋しくもあり、自分を小さく感じさせる風で、貧弱な心の中を見たような気にさせられたなーー。
今朝の水は特別冷たかったが・・・・・お湯を入れて掃除しようとは思わなかった。
そう思わしてくれたのは、日の丸を背負って息も絶え絶えに走りぬいていた彼らをイメージし、その姿が私を励ましてくれたお陰かもしれない。

