Archive2009年12月 1/2
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2009年12月28日 0
劇団プチミュージカルの今年の公演、<風渡る家>を昨夜観てきた。この類の劇場見学は初めてなので、県民ホールのいっぱいの客席振りには、最初から圧倒されていた。振り返ると、今年3月末に林町の「木と家の会」の展示住宅へ偶然、白川先生が取材にこられたのがこの縁の始まりだった。あれからもう既に9ヶ月になる。熱心に取材されて、住宅の工法からそれにまつわる家族のことについてまで広範囲に聞かれた姿が思い出す。セリフ...
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2009年12月26日 0
朝、事務所に足を踏み入れると、暗闇の向こうから花の香りが漂ってくる。冷えた空気にその香りはちょうど相応しい。先日、ロウバイとともにスイセンを生けてみた、香りの正体はその花だ。冬のひんやりと引き締まるような冷え切った空気に、鮮やかな香りは嬉しいものだ。ロウバイもスイセンも庭に咲いていると良く香る。部屋に取り込み生けてみると屋内ではそのテーストとトーンはなお更だ。クリスマス、年末年始のこの季節、緑の葉...
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2009年12月23日 0
年の瀬の高松三越はなんとも言えず慌しくて、ショーウインドーの中もクリスマス気分三町ドーム下を眺めていると、人の歩くスピードも何処と無く忙しそう。もう7~8年前の事を人ごみを眺めながら思い出していた。長男(リョウスケ)が20歳で専門学校の卒業を前に進路について不安に思っていた時だった。少し目を潤ませながら車中で「ボクの人生は不運だと思う・・・・・」と話しはじめた。中学生のときにバスケットに夢中だったのに、...
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2009年12月21日 0
私達は作り手として、いつも何かから刺激を受け、エネルギーを貰って作っている。異業種の人の製作現場へ行きそのエネルギーを貰うこともある。今日は版画家の下村さんのアトリエで製作意欲いっぱいの作品群の中から刺激を受けた。エネルギッシュな雰囲気はそこに居ただけで充分伝わる。自分の中の作り手としての提案力が活性化されてきそうなエネルギーがそこにはあった。エッチングの筆記用具が手作りの自作らしかったのをみて私...
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2009年12月19日 0
「観の目強く、見の目弱く」とは宮本武蔵が五輪書で語っていた言葉。物事の表面的なこと、眼に見える事物を見ることを「見の目」と言った。一方、事象として現れた物事の背景や底に潜む内容、概念などと言った事を観る目のことを「観の目」と言った。表面的な事柄は一見派手で大きく力を持っているように見受けられる。しかしそのことの本当の原因や見えない表面下の動きをはっきり見出せないければ、対処療法的で根源治癒が出来て...
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2009年12月17日 0
リフォームを検討中のお家を尋ねて、若主人から先代の資料を見せていただいた。それは 私の高校の先生であり、後の施主でもあった人。その人の大人になってからの姿や実績を先に知ると幼い時のことは、なかなか分からないし想像しにくいもの。でも、「栴檀は双葉より芳しい」と言う言葉の通り三本松の M 先生の小学生の頃の書道とか教科書ノートまた中学時代の教科書の記入を見て松山にある 伊丹十三記念館の展示物と本当にと...
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2009年12月16日 0
お客さんから少し見放され、売れ行き不振になり。時代のスピードについて行けなくなったお店は建物とも使用されなくなる。メガマートを観ながら・・・・・建築業界にいて、店じまいの看板は胸に差し込むように厳しく、辛いものを感じる。事業をしていない住宅はその点、経済的な背景から少し距離がある。でも50年以上経って尚、修理して住まう家は少なくなった。近所の濱田さんの家は今年、屋根瓦を葺き替えた。瓦を除けると、下...