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年の功
- 2008/05/21(Wed) -
四国産の杉・桧を製材するところは香川県では本当に少ない
でも時代の流れだろうか、確実に地元で育った木で家を作ろうと言う風潮は根付いてきた。

10年前までは米松ばかり製材していた業者は地元の大工さんの注文がなくなったことも影響してか、
今では、四国の原木を買って、製材した製品を市場へ卸す、製材業へ転進するところもある。

今日昼から、4軒の製材所・材木業のところを廻って
其処の社長さんたちと話すことができた、
その時代の流れの大きな潮流のようなものが見えてきたような気がした。
現在、四国の杉・桧の規格品は、簡単に入手できるようになった。

でも肝心の、
梁などの注文挽きを要する、製材所はその手間からなかなか広がらない。

製材001


また、
国産材のような小径木の製材をして、残るセイタ(背板)と呼ばれる材料は
木材の薪としての燃料が不要になってきたので、殆んど需要が無いらしい

ここでも、積み上げられた材料を見て、薪にするには相当な作業があるなーーーーと容易に想像できた。

でも折角、先祖の人たちが育てた桧なので・・・・・・
その仕舞いの仕方まで、再検討する必要があることも理解できる。
製材001-2製材001-3製材001-4製材004


今夕、田面の家のこれからの製材と乾燥の進め方について
大川町の佐藤製材所で話し合いを持った。

中でも、今年89歳になる佐藤敬一郎会長の言葉は
<年の功>を感じさせる見据えている視線の違いを感じた。

効率一辺倒で材木を見ないこと。
残る材料があれば、育ててくれた先祖の労に感謝して、大きな材として製材する事

例えすぐ使わなくとも、最後まで使い切ること。
大工さんや、私達設計者へまた製材する担当者へ、若い施主へも熱く語りかけてくれた。
製材001-7

経営的立場だけでなく、人間としてその見据えている、視線の距離感に驚かされた。
何にもまして、情熱的に語ってくれていた言葉は、ロマンあふれる嬉しい響きを伴って強く
私の心に届いた。
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