Introduction(書き出し)
- 2018/07/08(Sun) -
O・Henrys

小説の書き出しは、書き手にとってどんな思いで始めるのだろうか?
又吉直樹さんが、小説「火花」を書いたときに、書き出しの文章は、落語の『出囃子』 と似ていると言っていた
書き手が最も気持ちを込めるところでもあり
これから始まる、物語の導入部は、読み手に取ってどんな物語が始まるのであろうかと期待が膨らむところでもある


The cop moved along the street, looking strong and important. This was the way he always moved. He was not thinking of how he looked. There were few people on the street to see him . It was only about ten at night, but it was cold. And there was a wind with a little rain it.
パトロールの警官が勿体をつけて大通りを歩いて行った。勿体をつけるのは見栄からではなく、くせだった。その証拠に、見ているものはなにもなかったのだから。時間はやっと夜の10時だったが、雨もよいの冷たい風のため、街路に人影はほとんどなかった。


高校一年生の私たちに 英語(グラマー)のM先生から最初の授業で手渡された英文のタイプで打たれたその用紙には、上記の文章で始まる英文が並べられていた。
そして、この 『After Twenty Years:20年後』 というオーヘンリーの短編小説を最後までひと段落ずつ生徒が訳して進めるという授業だった。
50年も前の県立三本松高校での英語の授業だったが、教科書でなく、アメリカの小説で始まる英語は、あまりにも新鮮で心に響いた授業だった。校舎も建て変わり、教師も亡くなり風景も一変したが、今でもその授業風景が思い出される。

この作家の意外な状況描写から始まる出だしと粋な表現のダンディズム・・・・・・・そして最後の巧妙な結末。
15歳の私は、この作家の文章表現の格好いい魅力に感心させられた。

翻訳されている市販のオー・ヘンリー短編集では、原書のニュアンスが少し違うのがよく判る。
もう少し英語圏の人達のニュアンスが伝わるような受け取り方が出来ないだろうかと、長年日本語で生活してきた身にとって歯がゆいところでもある。

英会話ができるのは晩年になっても憧れでもあるが、原書をすらすらと読んで見たいというのも念願だった
忙しい仕事の合間に、書道や生け花を学びながら・・・・ついでに英語もと考えた。
そこで、
英語の<レベル2:TOEIC@350点以上/英検3級以上> という 語学上達の秘訣から この本を選んだ。 

最初の「出囃子」にも似た書き出しの文章のニュアンスをそのまま感じて受け止めたいと思い、
ついでに、英語の読解力を身につけようと、O・Henry’s の小説から始めたところ・・・・

ティーブレイクは、友人から手土産で頂いた神戸プリンとゼリー。
来月課題の調和体の稽古。


神戸プリンとゼリー  調和体 6月号






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審査員ギャラリートーク
- 2018/07/01(Sun) -
VPS
県展2
今日から香川県立ミュージアムにて書の部門の展示
お昼一時半から審査員によるギャラリートークがあるということで、午前中はちょうど隣のレグザムホールで生け花の研究会
少し時間に余裕があったので事前にすべての作品を見せてもらってから
ギャラリートークに参加させてもらった

やはり、審査員の話は聞いてみるものです
観るポイント、受賞作品の秀でた部分、全体的な印象等
4名の審査員がそれぞれ部門別に受賞作品を解説され、受賞者も共に作品の横で聞くという珍しい体験
各審査員の個性もよく判り楽しい雰囲気で聞けた

また今日から稽古に励もうと刺激をもらった・・・・・香川県展   書の部  でした

日本画部門の県知事賞は昨年に続いて 馬場さんが受賞・・・・・この作品にかけたエネルギーに感動!

午前中の小原流の第三回研究会は 90点・・・残念ながら準優秀の旗は立たなかった

書 知事賞2  審査員解説1

審査員解説2   審査員解説4  

   審査員解説3     日本画知事賞2    研究会3

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楷書の稽古再び
- 2018/06/28(Thu) -
楷書30
書家、新井光風さんを知ったのは、NHKラジオ深夜便の「明日への言葉」のインタビュー
その中で、新井さんの師匠に当たる、西川寧(ひさし)さんを語る部分で
西川寧さんの楷書に迫力に感動して、いつかこの人の元で、学びたいと考えて、27歳の時に弟子入り

それほどの楷書なのかと・・・・・西川寧さんの楷書の手本を取り寄せて、楷書の稽古
なかなか楷書も・・・・いいなーと思いながら

昨日、霧吹きを購入しに西村ジョイに行ったことろ
玄関わきの花・苗売り場のマリーゴールドが気になって・・・・帰りに苗を購入
そして今朝、プラントBOXに植え替える

楷書 西川寧2  楷書 西川寧

マリーゴールド  マリーゴールド1

マリーゴールド2  マリーゴールド3



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解説と実行
- 2018/06/25(Mon) -
柳宗悦選集 第八巻
柳宗悦選集 第八巻「物と義」 の中より

p148「書論」から始まる、書についての論文は柳宗悦の博識の広さに感心させられるが、雑論で述べている部分
p178
「自分はなぜ字がへたなのか。いろいろ理由が挙げられことができる。だがそれでも充分な説明がつかぬ。第一、習字を怠ったからともいえる。もっと修業を積んでいたら今日のようなへまな字は書かずに済んだかも知れぬ。どうも勉強が足りなかったと思える。・・・・・
書に対する知識が足りないのかもしれぬ。・・・・第三に私は天分がないのだということで、この問題を片づけて了はうとも考えた。一番手っ取り早い解答である。併し考えると簡単には言えぬ。天分がある人だってろくな字を書いていないのはどういうわけか。・・・・。」
p180

そのことで、北大路魯山人から 柳宗悦は文字のことを酷評されている
常々語っていることと、書かれている文字には人物が出るという
それが、せっかくの民芸その他の評論のレベルがあるのに
文字が光らぬ、文字は人物分しか光らない・・・魯山人の文字に対する評価は手厳しい

自分は下手だと決めつけないこと
ただ一心に、臨書を続けて自分の手と目を生かして身体を酷使する稽古以外にないと思う
自分に課する稽古の意識を妥協せずにやる以外にない
稽古の質と量のそのレベルを上げること・・・・


説明できることは上達にはならない
ただ実際に手本を見て筆を動かす以外にない
甘やかすのでなく、自分自身との葛藤以外ない

柳宗悦の書に対する姿勢は私にとって冷や汗が出る・・・・決して彼の様になっていはいけない!
魯山人:『文字は人物以上に光らない』という言葉がずっしりと心の奥に響く
私の反面教師になっている

そう思いながら、日曜日の引田から帰りに・・・・顔真卿の臨書を重ねる

引田の親類の玄関に網戸を着けてほしいとのことで・・・・現地調査

北大路魯山人 著2  北大路魯山人 著

顔真卿 臨書3  サッシ2






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書道稽古
- 2018/06/03(Sun) -
逆光の朝日
月に一度の書道教室
添削を受けるために、毎週のごとく郵送で稽古作品を講師の先生に送っていた
今回初めて、7月号の調和体、一般の部 一席に入選
褒められたようでホッとする

朝日は眩しすぎるほどの逆光
昨日見かけた、三本松のロイヤルホテル前のサツキツツジは満開
 サツキツツジ  ツツジ 博多

調和体一席


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ハンコの補修
- 2018/06/02(Sat) -
ハンコ直し
常遣いの認印の辺材が欠けていて、しばらく使っていなかった。
このままではいけないと思い、いつも落款造りでお世話になっている大原さんの処へその認め印を持ち込んだ
このままでは補修はできないが、先端部を切り落として短くなるが掘りなおすことはできるとの事
ほとんど、最初のハンコの字体に近い形に再生してくれた

そして、私が20年前に篆刻教室で先生をしていただいた、先代の大原さんの落款の額をお裾分けしていただいた
もう10年以上前に亡くなったが、作品は残って、思い出話に花が咲く
そして、先代の作られた落款もいくつか持っているので懐かしく思い出していた

本日のお茶受けには、頂き物の 季節限定・ヨモギ味の<あも> 叶匠寿庵

そして稽古花は、 香梅梅・スカシユリ・鳴子百合
傾斜型

大原邦舟2 大原邦舟1
あも ヨモギ 瓶花傾斜型2


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感謝を込めて後始末
- 2018/05/18(Fri) -
遠石八幡宮
山口県周南市へ倫理法人会の巡行で行ってきた
山陽線を電車で岡山から博多へ行っていた学生の頃、徳山のところに来ると
明るい工業地帯の照明でコンビナートの異様さに目を見張った
長年車窓からのみ見ていた街に、初めて降りてみた
工場地帯とは違う庶民の住んでいる下町へ・・・・

遠石八幡宮で早朝からセミナー開始
その時のテーマは「手習いの徳」
書道について、実際に取り組んできた、本職の仕事以外の書道について語ってきました

書道で一番気を遣うようになったのは、後始末です
書道具を使うだけ使って、適当に仕舞うのは辞めるようになった
先生が筆を仕舞うときに、合わせた手に挟むようにして筆に感謝している姿に驚いた経験がある
そのようにして、感謝したことがなかったことを知らされたような忠告以上に心に届いた仕草でした

それ以来、感謝を込めて後始末するようになった
硯も墨も筆も落款も道具すべて・・・・・
物の整理は心の整理と・・・・後始末の大切さを思い出しながら

硯1  筆1

墨1  落款印泥1


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生きがいを感じる
- 2018/05/08(Tue) -
生きがいについて

どこでも一寸切れば私の生血がほとばしりだすような文字、そんな文字で書きたい、私の本は。今度の論文も殆どそんな文字ばかりのつもりなんだけれど、それがどの位人に感じられるだろうか。
体験からにじみ出た思想、生活と密着した思想、しかもその思想を結晶の形で取り出すこと・・・
    :神谷美恵子の日記:1960年7月3日

今月から始まった、NHKの100de名著『生きがいについて』
解説は若松英輔。
著者も解説もお気に入りなので、このシリーズは見ないでいられない、さっそく本を取り寄せて、NHKの番組は4回分を録画予約

著者神谷はちょうど父親と同世代の人
戦前戦後を通して医療現場としてハンセン氏病の精神医師として生きることについて向き合わざるを得なかった経験を持つ
人が生きる上に置いて、どのように生きがいが湧いてくるのか、二つのことについてモノに対する生きがいと、心の生きがいについて
きちんと向かい合った、著者の眼差しには崇高な精神と励ましを受けるような感覚を持つ

また番組で開設される若松さんの説明がわかりやすく素晴らしい・・・

先日来の確認申請で悩み多い昨今・・・・心を癒してくれる

生きがいについて100分で名著

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一般部行書篇修了
- 2018/03/22(Thu) -
一般部行書篇修了
仕事の合間に・・・・一時間半
毎月の書道稽古に代わり、講師育成講座を指導教官を変えて特別授業があった

<添削の仕方>:提出された人の書を横に置き、講師が他の人の添削中には自分の机で稽古をして待つ
自分の順番が来たら呼び出されて添削を受ける
提出は、先に出した人の書の下に入れて順番を自分の机で待つ
  K先生のこの方法には感心させられた。立って待っている時間が無駄なのと、講師の先生が添削に集中できる。

<説明と表現方法>:要点を項目ごとにコメントを書いて見えるようにする。そして順番に説明。
   本当に判りやすい

<手本を書くとき>生徒全員に近くに寄ってきてもらってその場でよく見えるように書く。

<アドバイスの仕方> まず長所を言ってほめる。手直しする部分は、後から少しだけ説明。
  先生から褒められると、生徒は気持ちにいいもの・・・また頑張ろうと思うもの

講師の先生それぞれ違って、新鮮で生徒の長所を見ようとする慈愛に満ちた心がけとまなざしに感心させられた

調和体の創作
参加者の個性がよく出ていて・・・・たまには刺激になり好感です!

ティーブレイクに 陣屋(高松 松島町)のカステラ
もちもちとした感触で程よい密度がおいしさを盛り立てる、味と触感は香川一のカステラだと思う


一般部書道  陣屋のカステラ


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刃を研ぐ
- 2018/02/12(Mon) -
七つの習慣
ハウツーもののこの類の書籍はあまり読まないが
次女が帰省した折に、貸してくれた本なので、折角の厚意に無視するのも出来ずに何か感じることがあって
私に手渡してくれたのだろうと、読み始めて速読で・・・半日で読み切っていた
最後の習慣
「刃を研ぐ」は実践的で時間をかけて身につけるものだと
納得いく内容が心に残った

繰り返し毎日していることを科学的にこの習慣を解説されていると心強く思う

そして今日は振替休日、朝から墨を摺り、また行書の稽古する時間を取りながら
刃を研ぐのは時間をかけて、稽古するかのように、仕事のことを考え実践し
稽古事を通して、自分と向き合う。
毎日自分との戦いのようにも思える
甘やかすことなく刃を研ぐ如く取り組もんでいるだろうかと自問自答する

雪の降る日に
いつもの K社長が置いて行ってくれた飛行機の模型を見つめて・・・・

雪の朝2  模型savoias


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