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マンガと原作
- 2018/11/05(Mon) -
マンガ2

吉野源三郎著の「君たちはどういきるか」を 羽賀翔一 さんがマンガで表現されたこの本が人気になっているということで
買ってみた
同時にデビュー作のマンガ(ケシゴムライフ)も買う
何はともあれ、マンガ本はゆっくり読んでもすぐ読み切れる
「君たちは・・」の本も文章のみのページがたくさんあるが、それでも内容を要約するような絵が わかりやすさを助けている

テレビや映画にしてそれを見るだけで、情報を手に入れるのと、活字の本だけを読んで自分の脳の中に情報を入れる場合のちょうど中間どころといった感覚でしょうか?
自分のペースで読めるけど、容易に内容を視覚的に描けているから納得するのが簡単だといえる
そう思いながら、マンガ作者の描く人柄の表現が作者の内部を見ているようで、原作以上にマンガの書き手の感覚を受け取っている感じといえよう

そう思いながら、脳科学者の池谷裕二さんの 解説している漫画(のうだま)も 意欲と 脳の関係をよく表して理解しやすい本だった

今はこんな風に難しい原作も、優しい表現のマンガで 容易に取り組める情報として発信しているのかと・・・感心!

今月の秋津書道12月号 調和体 高等部 4席に入選 ホッとする励みです

マンガ3マンガ5マンガ6

調和体 4席



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内的うずき
- 2018/10/31(Wed) -
六時半の朝日2

先月26日のNHK 『100分で名著』のホームページに、司会進行役の島津有理子アナウンサーが、22年間務めたNHKを退社するというメッセージ。
44歳家庭・子供もいる中、今から医者になるために東大医学部へ入る準備のためだという。
そのきっかけになったのは、『100分で名著』の神谷美恵子の <生きがいについて>だったと

番組進行の役割上、事前に解説指南役の 若松英輔さんたちとの 熟読と内容の検討がなされたことでしょう
朗読やその時のイラスト、そして写真など、題材として取り上げた、<生きがいについて> 何度も 島津アナウンサーは自分のことも振り返ったのかもしれない
そして幼い時から、封印してきた本当になりたい自分の職業をいま一度開くときがこの時だったのだろう
神谷美恵子の生き方のように・・・・・・やはり医者になりたい、
最後のチャンスかもしれないと、思い切って方向転換したと思う
その勇気に衝撃を受けるとともに、 22年間のキャリアのあるアナウンサーの潜在意識を揺り動かすほどこのテーマの取り上げ方、 若松英輔の解説の丁寧さと熱意その深さに今一度思い浮かべて
人は唯一自分自身と会話するようなときが何度もある
そのたびに、惰性に流されたり、自分には無理だと諦めたりしがちだが、時としてリスクのある高い塀のほうにハンドルを切って進む事もあると思う。 心に浮かんだもう一人の自分の発動と向かい合いながら

この心の叫びのような内的心理現象のことを 哲学者の森有正は 「内的うずき」(内的促し)と言って、経験と思想の中で説明していた

一冊の本との出会いは書いた著者自身との出会いになり、読み手の生き方の方向おも刺激を与える。

月曜日の輝く朝日を思い出しながら・・・・・・感心するとともに、生きがいについて再び考えてみようと思った。

生きがいについて4  神谷美恵子3

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栗きんとん
- 2018/10/12(Fri) -
栗きんとん2

朝夕の冷え込みは、もう秋なのだと静かに教えてくれる
いつものシャツの上に カシミヤのセーターを羽織って 防寒はちょうど具合がいい
この寒さは、衣替えが来たことも教えてくれる
いろんな服を着れるその楽しみも、一緒に連れてきてくれると おもいつつ
クローゼットの中を覗きながら、イメージを広げる

ティーブレイクは、恵那寿や の 栗きんとん
紅茶と共に
栗の香りを味わいながら、甘すぎない味わいが、口の中で溶けるような広がりをみせて・・・・秋を堪能

昭和初期生まれの作家が、明治・大正生まれの作家たちのことを書いた
『捨身なひと』 小沢信夫 著

鋭く辛辣な批評で知られた、花田清輝も登場する
詩人の 中野重治も・・・・気になる先輩作家たちを、 この作家はどのように受け止めてきたのであろうかと
意外な一面の切り口を新鮮に感じながら読ませてもらった


捨て身な人2
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書道展
- 2018/09/09(Sun) -
全体左 全体右
毎年開かれる、毎日書道展、今年も見せてもらった。
知り合いの方が奨励賞を受賞されたので、それは見に行かなくては~  となった
毎年、毎日書道展はサイズが半切がほとんどなので、サイズ的には見やすい
全紙(70×136.3cm)以上になると大きくて自分の手に負えない感じでサイズだけで圧倒される

香川県文化会館と高松市美術館の両館で開催され、見ながらその量の多さにも圧倒される

どれも力作ぞろいで、常日頃稽古されている姿を想像させられながら、見させてもらい、いつもながらの刺激をもらう

そしてその前の稽古、 盛花 直立型
 リンドウ と ケイトウ  
尺丸水盤に生ける

書道展01 書道展08 書道展07 書道展06

書道展05 書道展04 書道展02 

書道展03  盛花 二種生け










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小説を読む
- 2018/08/15(Wed) -
真夏の犬とヒヤカムザサン 小説  星の王子様2

海外への飛行機の中では、まとまった時間が取れて静かな読書タイム
飛行機が高度を安定させて、しばらくすると手元ライトを照らして一人になれる

今回の旅行では、往復の時間をこの三冊を手にして乗り込んだ
ほとんどの人が静かに寝ている時
私の脳裏に浮かび上がってくる映像は、宮本輝が描く短編集・・・・昭和30年代の大阪近郊の下町の暮らし

この小説を読みながら、著者より少し年下になるだけでほとんど同世代の思い出として鮮明に思い出すいくつかのことがあった
小学生の時同級生だった タッちゃんとマサミ の二人だ
四国三本松の港近くの、網小屋の横に住んでいたタッちゃんは、数年前に事故で亡くなったと同級生から聞かされた

また三本松築港の倉庫の横を住まいにしていた、マサミの家族とは 中学卒業と共に・・・・連絡が途絶えた
二人とも、小学生の三年生の担任 T先生、五年生の担任 M 先生から特別気を遣われていた生徒だった
私は彼らと気が合ったのか、心を許してくれて、家へも何度か遊びに行った

母親がいなくて、遠洋漁協に出ていた父親の職業柄、知り合いのトミちゃんという叔母さんに育てられていたのがタッちゃん
何度か部屋に行ったが、玄関の土間が半畳、そして6畳位の部屋だけが住まいだった。
台所も、便所も外だったように思う。
マサミの家もよく似ていたが暗い部屋で窓がなかった事が小学生の私の眼には、さらに不憫に感じた。

今ではもう二人の住んでいた建物は無くなった。

小説 『二十四の瞳』 の子供たちの貧しさから来る、悲しみとどこか似ていて、宮本輝の描くこの時代の世界も貧しさと、過去を隠して生きている暗さが心の奥に重たいものを残す
そして幼いころ、過ごした二人の友達の家庭のことを想うと、昭和三十年代の日本の田舎町のどこにでもあった貧しさと悲しみを思い浮かべる
飛行機の中で一人静かに活字に目を奪われながら
脳裏には、三本松の街で見かけたランニングとステテコ姿の大人たちや、貧しさに心を固くして育っていた友達の笑顔を思い出して
自分一人は、映画『泥の河』 の主人公の 8~9歳の少年の眼差しになっていた。

もうその景色はどこにもなく、思い出の中だけにぼんやりと四国三本松の港と共に残っている

鳥籠のような細い格子を窓の外全面に取り付けた高層アパート、防犯の為でしょうか? それぞれに異なる格子デザイン
じめじめした舗装と崩れかかった外壁、その中でどんな生活が営まれているのだろうか?
香港とマカオで見かけた路地裏の風景とどこか似て、余計に悲しみが胸を突いて思い出す旅行だった。


 マカオのアパート1     マカオのアパート3

 マカオのアパート4     マカオのアパート2




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古文書解読
- 2018/08/01(Wed) -
RUDOLF OLGIATI スケッチ RUDOLF OLGIATI 
先日ラジオで講演を聞いた、平川新さんの書籍 『開国への道』 が届いた。
p358に渡る、幕末の歴史的な資料を基に多角的に書かれた本
巻末に記載されている、年表に我が家の家系図から先祖の人達の出生年月日を記載すると
西暦・年号干支・天皇・将軍・日本の社会情勢・世界の社会情勢 の時系列の表現は
我が家の4~5世代前の人達がこの世に同時代に生活して時と重なる・・・・その親近感にリアリティーを感じる

古文書を学んでいたころを思い出しながら、古文書大辞典のことやこの本を書くために、著者はどれほど多くに古文書の資料と向き合って取り組んでこられたのか、その精緻で圧倒的な量と解読するその努力に感心させながら、古文書のこと、幕末のことなどを想像していた

40年以上も前に購入して、穴が開くほど、スイスの建築家のスケッチを観ていたころを思い出す
スイスの片田舎に住んで、地元の建物ばかりをこつこつと設計していたルドルフ・オルギャーティーのことを


開国への道2江戸末期年表古文書大辞典

古文書解読1  古文書解読2



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Introduction(書き出し)
- 2018/07/08(Sun) -
O・Henrys

小説の書き出しは、書き手にとってどんな思いで始めるのだろうか?
又吉直樹さんが、小説「火花」を書いたときに、書き出しの文章は、落語の『出囃子』 と似ていると言っていた
書き手が最も気持ちを込めるところでもあり
これから始まる、物語の導入部は、読み手に取ってどんな物語が始まるのであろうかと期待が膨らむところでもある


The cop moved along the street, looking strong and important. This was the way he always moved. He was not thinking of how he looked. There were few people on the street to see him . It was only about ten at night, but it was cold. And there was a wind with a little rain it.
パトロールの警官が勿体をつけて大通りを歩いて行った。勿体をつけるのは見栄からではなく、くせだった。その証拠に、見ているものはなにもなかったのだから。時間はやっと夜の10時だったが、雨もよいの冷たい風のため、街路に人影はほとんどなかった。


高校一年生の私たちに 英語(グラマー)のM先生から最初の授業で手渡された英文のタイプで打たれたその用紙には、上記の文章で始まる英文が並べられていた。
そして、この 『After Twenty Years:20年後』 というオーヘンリーの短編小説を最後までひと段落ずつ生徒が訳して進めるという授業だった。
50年も前の県立三本松高校での英語の授業だったが、教科書でなく、アメリカの小説で始まる英語は、あまりにも新鮮で心に響いた授業だった。校舎も建て変わり、教師も亡くなり風景も一変したが、今でもその授業風景が思い出される。

この作家の意外な状況描写から始まる出だしと粋な表現のダンディズム・・・・・・・そして最後の巧妙な結末。
15歳の私は、この作家の文章表現の格好いい魅力に感心させられた。

翻訳されている市販のオー・ヘンリー短編集では、原書のニュアンスが少し違うのがよく判る。
もう少し英語圏の人達のニュアンスが伝わるような受け取り方が出来ないだろうかと、長年日本語で生活してきた身にとって歯がゆいところでもある。

英会話ができるのは晩年になっても憧れでもあるが、原書をすらすらと読んで見たいというのも念願だった
忙しい仕事の合間に、書道や生け花を学びながら・・・・ついでに英語もと考えた。
そこで、
英語の<レベル2:TOEIC@350点以上/英検3級以上> という 語学上達の秘訣から この本を選んだ。 

最初の「出囃子」にも似た書き出しの文章のニュアンスをそのまま感じて受け止めたいと思い、
ついでに、英語の読解力を身につけようと、O・Henry’s の小説から始めたところ・・・・

ティーブレイクは、友人から手土産で頂いた神戸プリンとゼリー。
来月課題の調和体の稽古。


神戸プリンとゼリー  調和体 6月号






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審査員ギャラリートーク
- 2018/07/01(Sun) -
VPS
県展2
今日から香川県立ミュージアムにて書の部門の展示
お昼一時半から審査員によるギャラリートークがあるということで、午前中はちょうど隣のレグザムホールで生け花の研究会
少し時間に余裕があったので事前にすべての作品を見せてもらってから
ギャラリートークに参加させてもらった

やはり、審査員の話は聞いてみるものです
観るポイント、受賞作品の秀でた部分、全体的な印象等
4名の審査員がそれぞれ部門別に受賞作品を解説され、受賞者も共に作品の横で聞くという珍しい体験
各審査員の個性もよく判り楽しい雰囲気で聞けた

また今日から稽古に励もうと刺激をもらった・・・・・香川県展   書の部  でした

日本画部門の県知事賞は昨年に続いて 馬場さんが受賞・・・・・この作品にかけたエネルギーに感動!

午前中の小原流の第三回研究会は 90点・・・残念ながら準優秀の旗は立たなかった

書 知事賞2  審査員解説1

審査員解説2   審査員解説4  

   審査員解説3     日本画知事賞2    研究会3

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楷書の稽古再び
- 2018/06/28(Thu) -
楷書30
書家、新井光風さんを知ったのは、NHKラジオ深夜便の「明日への言葉」のインタビュー
その中で、新井さんの師匠に当たる、西川寧(ひさし)さんを語る部分で
西川寧さんの楷書に迫力に感動して、いつかこの人の元で、学びたいと考えて、27歳の時に弟子入り

それほどの楷書なのかと・・・・・西川寧さんの楷書の手本を取り寄せて、楷書の稽古
なかなか楷書も・・・・いいなーと思いながら

昨日、霧吹きを購入しに西村ジョイに行ったことろ
玄関わきの花・苗売り場のマリーゴールドが気になって・・・・帰りに苗を購入
そして今朝、プラントBOXに植え替える

楷書 西川寧2  楷書 西川寧

マリーゴールド  マリーゴールド1

マリーゴールド2  マリーゴールド3



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解説と実行
- 2018/06/25(Mon) -
柳宗悦選集 第八巻
柳宗悦選集 第八巻「物と義」 の中より

p148「書論」から始まる、書についての論文は柳宗悦の博識の広さに感心させられるが、雑論で述べている部分
p178
「自分はなぜ字がへたなのか。いろいろ理由が挙げられことができる。だがそれでも充分な説明がつかぬ。第一、習字を怠ったからともいえる。もっと修業を積んでいたら今日のようなへまな字は書かずに済んだかも知れぬ。どうも勉強が足りなかったと思える。・・・・・
書に対する知識が足りないのかもしれぬ。・・・・第三に私は天分がないのだということで、この問題を片づけて了はうとも考えた。一番手っ取り早い解答である。併し考えると簡単には言えぬ。天分がある人だってろくな字を書いていないのはどういうわけか。・・・・。」
p180

そのことで、北大路魯山人から 柳宗悦は文字のことを酷評されている
常々語っていることと、書かれている文字には人物が出るという
それが、せっかくの民芸その他の評論のレベルがあるのに
文字が光らぬ、文字は人物分しか光らない・・・魯山人の文字に対する評価は手厳しい

自分は下手だと決めつけないこと
ただ一心に、臨書を続けて自分の手と目を生かして身体を酷使する稽古以外にないと思う
自分に課する稽古の意識を妥協せずにやる以外にない
稽古の質と量のそのレベルを上げること・・・・


説明できることは上達にはならない
ただ実際に手本を見て筆を動かす以外にない
甘やかすのでなく、自分自身との葛藤以外ない

柳宗悦の書に対する姿勢は私にとって冷や汗が出る・・・・決して彼の様になっていはいけない!
魯山人:『文字は人物以上に光らない』という言葉がずっしりと心の奥に響く
私の反面教師になっている

そう思いながら、日曜日の引田から帰りに・・・・顔真卿の臨書を重ねる

引田の親類の玄関に網戸を着けてほしいとのことで・・・・現地調査

北大路魯山人 著2  北大路魯山人 著

顔真卿 臨書3  サッシ2






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