FC2ブログ
風を書く
- 2019/01/20(Sun) -
風を書く1

調和体の稽古
「虎は風を起こす」
それぞれの文字を字体辞典で調べて、お気に入りの文字の臨書から始まり
特に、風という文字は字体辞典で調べる、その中の二つの文字を稽古する。

藤原行成の 風
空海の 風

墨がなくなるまで、今日も稽古した
休みの日でもできる限り時間をかけて、仕事の合間に稽古する

仕事は、計画中のゲストハウスをスケッチする・・・・・・スマホで Spotify を聞きながら
ゲストハウス計画
スポンサーサイト
この記事のURL | 書道・書棚から・整理整頓 | CM(0) | TB(0) | ▲ top
古本再読
- 2019/01/19(Sat) -
琳派調生花1

名著「夜と霧」は20年くらい前に読んだ記憶はあった、しかしNHKの「100分de名著」で諸富祥彦 先生の解説で目を開かされたような気にさせられて、古い本棚を探しに行く・・・
最近になって、ちょうど、東北の震災後に再びこの本に注目を集めて読まれるようになったという
諸富先生と姜尚中の解説は分かりやすく、これほどきちんと読んでいなかったと思い、古い本棚から探してきて再び読み始める
読み下しの解説に感心させられながら、この活字に目を奪われる。

合わせて、土居健郎の「甘え」の構造。 外山慈比古の「思考の整理学」
この三冊は何度も手元に置いて目を通していたい、振り返って読み返してみたいと思う本。

付箋と赤の水性ペンを手にして

今日の稽古、琳派調いけばな
黄中菊
小菊
レザーファン

庭のオレンジの餌は毎日少しづつ鳥がついばみに来ている


夜と霧1思考の整理学3甘えの構造1 オレンジの餌






この記事のURL | 書道・書棚から・整理整頓 | CM(0) | TB(0) | ▲ top
「生きがいについて」の背景
- 2019/01/09(Wed) -
小豆島を見る1  長島神社1

瀬戸内海の岡山側、長島愛生園の前から小豆島を望むと海は銀色に輝いて暗い影のような小豆島がその向こうに見える
さぬき市の津田から見る景色とこんなにも違うのかと光る海を見つめる。
目の前には、干潮時には歩いて渡れるという長島神社の参道が目の当たりに見える

讃岐津田の事務所から車で三時間かけて来てみようと思ったのは、先日<リブレボディ>へ行った折、 T 君と 長島愛生園のことについて話をしていて、まだ行かれたことがないのであれば・・・行かれたら、神谷美恵子さんの存在が分かりますよと・・・言ってくれたから~。

先日から、電話で予約して、神谷美恵子さんの遺族が贈答した神谷書庫を一度は観たくてやってきた。
見学用の施設が充実していて、パンフレットも完備している。
書庫という名にしたのは、建物の代金を贈答されたので蔵書はごく最近神谷さんの遺族の方が持参して整理されているらしい。
時間予約していたので、あらかじめ私一人のために暖房機で温めていてくれたことに感謝しつつ、読んだことのない資料を読ませてもらった。

資料館へも足を運び、ハーモニカの青い鳥楽団のコーナーで、ハンセン病患者だった近藤宏一さんが
『燃えなければ、光はないといったんですね~ 僕らは燃えたんですね、みんな燃えたんです~」という言葉が
印象に残っていたが、この言葉のことを、長島愛生園にいた明石海人という詩人の言葉だと知った
 
『深海に生きる魚族のやうに、自ら燃えなければ何處にも光はない』

神谷さんが昭和32年から昭和47年まで15年間、芦屋から五時間かけて通った事。
水曜日から土曜日まで幼い子と夫を残して精神科医として勤務していたことを本で知っていたが、橋もかかっていない時代
よくぞ通い続けてこの島に来たものだと・・・・この島に来てみて、信じがたいほどその労力と勤勉さに頭が下がる思いにさせられた。

蔵書の文章に赤鉛筆でアンダーラインが引かれているのを見つけると、フランス語の堪能なこと、徹底的な学習態度を見せつけられるようで圧倒される。
神谷美恵子が「生きがいについて」を7年間かけてまとめ上げた背景の一部を垣間見たような、島への訪問だった。


神谷書庫0  神谷書庫1

神谷書庫3  神谷書庫4

長島愛生園1  長島愛生園2






この記事のURL | 書道・書棚から・整理整頓 | CM(0) | TB(0) | ▲ top
元結(もっとい)
- 2019/01/06(Sun) -
水引1

本所達磨横町(ほんじょだるまよこちょう)の長屋に住む左官職人・長兵衛の『う~ッ寒い~』という袖を胸の前で閉じるように寒さを感じさせるセリフで柳家さん橋が熱演する有名な落語の人情噺 『文七元結(ぶんしちもっとい)』 の 元結(もっとい)という言葉の意味を知らずにずいぶん長く聞いていた。

今月の小原流の月刊誌:挿花の特集記事が『水引』 だった。
そして詳しくその成り立ちや、製作のこと、そして水引と元結の違いのことまで説明されている箇所を読み進むにつれえて
文七という人物は実在の人物で、長野県飯田市に桜井文七の墓と供養塔まで作られていること、元結屋を営んでいたことが語り継がれている。

昭和の時代になっても、飯田市の水引は工芸品の域にまで高めて現在に至ることを知った
元結とは、相撲取りの髷を結ぶ強固な水引のことと思ったらちょうど・・。
古くは麻の糸や組みひもが使われていたものを江戸時代になると細く切った和紙によりをかけて強度を増し、米のりを縫って艶を出した元結が使われるようjになったという。
明治時代は木製の元結より機でテープ状の和紙をねじり、強度のある紙紐にしたという。
今では、水引工場の風景として機械によるよりを掛けるシーンが掲載されている。

落語の『文七元結』は 柳家さん喬もよし。古今亭志ん朝の人情噺のデリケートな表現もよし、立川談春の 博打打の長兵衛を諭す、吉原の佐野槌の女将のセリフの迫力もよかった・・・・と 思い出しながら

 水引2  水引3 
水引4  水引5  





この記事のURL | 書道・書棚から・整理整頓 | CM(0) | TB(0) | ▲ top
新年競書課題
- 2019/01/04(Fri) -
新年競書32

年賀状の宛名書きの合間に、年末から書き始めて30点
やっと新年競書の提出に間に合わせられそうな作品が出来た
10枚よりも20枚、墨を摺り続けてさらに10枚 半切の二分の一のサイズ
もう一人の自分と根気比べの戦いのような、まさに「克己」と呼べそうな、自身に立ち向かっている感覚がある
疲れたから、今日はもう休もうと思うとそれまで・・・・しかしあともう少しと踏ん張ると、そのような作品が出来る
不思議とその差が自分にはわかる

摩り減ってゆく墨を見ると、よく摺ったものだと達成感が湧いてくる
墨摺りで、筆を持つのも辛いほど、腕がつかれると・・・・・・時々、自動墨摺り機が欲しくなる
太筆で大きな文字を書くときは今度からそうしようかと・・・

出来上がった書を見ながら、自己嫌悪に陥ることもしばしば
でも、もう少しと背中を押す情熱は、先人たちの書かれた文字や文章から受け取る
そのぐらいで、何を情けない顔をしているのですかと・・・・書道家の先輩たちから、叱責を浴びせかけられる
それを吹っ切るように、自分との戦いだけに・・・・・今日も専念しながら筆を手にした

庭の黄色いロウバイと沈丁花の蕾が赤く色づく正月に・・・・・

ロウバイ32  沈丁花赤蕾1




この記事のURL | 書道・書棚から・整理整頓 | CM(0) | TB(0) | ▲ top
今年読んだ本
- 2018/12/30(Sun) -
今年の本棚1

本棚を振り返り、今年読んだ本を裏の本棚に整理しなければとその段取りをイメージしていた。毎年このように本を読みながら過ごしてきたが、果たして何冊ぐらい読んできたのだろうか?
大体、50冊~100冊ぐらいを読んできた。毎週、1~2冊読んだことになる。今年は約100冊読んだことになる。
背表紙をながめながら・・・特に印象に残った本は、

青木淳 「原っぱと遊園地」
平良敬一 「機能主義を超えるもの」
小関智弘 「仕事が人をつくる」
パールバック 「母よ嘆くなかれ」
A・アドラー 「人生の意味の心理学」
神谷美恵子 「生きがいについて」
平川 新 「開国への道」
西川 寧 「書道講座①楷書」

書かれた活字は、読み続けているといつも心の奥に、クサビを打つように刺激を受けることがある。
書かれた著者の熱意と思い入れが、そのまま伝わってくるかのようで、中途半端な思いでいる時ほど、その文章から、私の背筋が伸びるようにハッとさせられ、励まされるように時に勇気をその紙面からもらっている。

今年の本棚2  今年の本棚3

今年の本棚4  今年の本棚5


この記事のURL | 書道・書棚から・整理整頓 | CM(0) | TB(0) | ▲ top
対人関係
- 2018/12/25(Tue) -
朝焼け3

朝焼けが綺麗だった朝に

今月に入ってから、アドラーの関連書籍を読むようになった
岸見一郎さんの訳本等を中心に心理学という硬い学術的なイメージからは程遠い比較的読みやすい本であることが救われる
アドラーに取り組んでスペシャリストのような解説は一般向けにかみ砕いて読みやすさやたとえ話がイメージしやすい構成になっている
100万部を超えるベストセラーになっているのは、この岸見先生の労によるところが一番だろう
具体的な引用文として、内村鑑三の「後世に残す最大遺物」 神谷美恵子「生きがいについて」 森有正 「遥かなるノートルダム」
沢木耕太郎「深夜特急1」 など 見分の広さと、説明力に感心させながら、ぐいぐい引き込まれる

今、アドラーの本が一番の座右の本になっている

キーワードは『 対人関係 ・ 勇気 ・ 希望 』


振替休日のクリスマスイブに、中山町の現場では1000㎡のコンクリートを打設していた
ここでは、イルミネーションもなければ、ジングルベルの音も聞こえてこない
ただ早朝から、 夕方までに終わらせようと懸命に動いている職人さんたちの掛け声が響いていた


アドラー2  アドラー4

アドラー3  土間コンクリート1
この記事のURL | 書道・書棚から・整理整頓 | CM(0) | TB(0) | ▲ top
指が指し示すその向こう
- 2018/12/11(Tue) -
朝日54

同じ本を読んでも、そこまで広く、そして深く読み込んだ人はいないと思うほど
二人の解説者は、静かだけど燃え滾るものを内に秘めて説明してくれた

三木清の「人生論ノート」
A・アドラーの「人生の意味の心理学」・・・・・岸見一郎 解説

内村鑑三・池田晶子・石牟礼道子 の書籍
神谷美恵子の「生きがいについて」・・・・・若松英輔 解説

改めて、お二人の書かれている本や、訳している本を読みながら、自分ではそこまで読み込んでいないことを知らされる
その書かれている背景について、そこまで調べていないことも知らされる

同じ文章を読んでも自分の読解力では、とても見えてこない文章の奥の内容のことをお二人に教えてもらったと思う

岸見一郎さんからは 「・・・三木清が指し示すその指のはるか向こうのことをくみ取って想像してほしい・・・」という言葉が最も印象に残った。

若松英輔さんからは 「・・・・この文章を書いたのは神谷美恵子でした、しかしその後ろに見えない無数の人々の声があるというを忘れてはいけないと思う・・・」 という説明に   

言葉や論理で説明されつくせない人としての血の通った人々の声を漏らさずに聞いて、これからの生きてゆく力にしよう
先人たちの背中を見ながら、心から励まされていることが伝わってくる
そんなお二人の、読書解説でした。

今朝の朝日の上には黒く重い雲がたなびいていたが、勇気をもらえるような日差しは家々の屋根からも、確かにこぼれてきた
 私たちを励ますように。

解説者1  解説者2

この記事のURL | 書道・書棚から・整理整頓 | CM(0) | TB(0) | ▲ top
ライフワーク
- 2018/12/04(Tue) -
霞むSA津田

初めて生まれた子供が知的障害児であった
そのことが母親であるパールバックの心を悩まし続けた
夫はそのことにほとんど無関心、生活のすべてをかけてどうにか克服したいと考えるが
対処できる医師には出会わない、中国から母国であるアメリカに帰ってきて、すれ違い間際に言われた
アメリカの二人の婦人のささやき声が、聞こえてきた・・・・ナッツよ(知恵遅れの子供の意味)
何度も傷ついてきたパールバックにとって忘れることのできない、言葉だった
中国の女性や日本の格別の持てなしからは、そんな言葉は聞かれなかった

そしてこの本原題「The Child who never Grew」  邦題 『母よ嘆くなかれ』
パールバックにとって世間に公表して、この本を書くまでに30年という時間が必要だった
そして自身、6人の孤児を養子に迎え、生涯、キャロラインという娘を通して学んだ世の中に尽くすテーマを明確にして
実践して生涯を送った心の動き・行動力に感動さえする
キャロラインという知的障害児との出会いは、作家として人間として目を覚まされたきっかけだったと思う

もう一人は。平川新さん 現在宮城学園女子大学の学長をされている
この人の略歴がユニーク
中学卒業から・・・・「近世古文書研究会」との出会いで、本気になって学ぶことをし始めた人生
霞んでいる今朝の津田サービスエリアをながめながら
その向こうに・・・・すっきりとした一日が始まろうとしていると二冊の本のことを思い出しながら
ライフワークとの出会い のことを考えていた

  パールバック2    平川新 2


この記事のURL | 書道・書棚から・整理整頓 | CM(0) | TB(0) | ▲ top
マンガと原作
- 2018/11/05(Mon) -
マンガ2

吉野源三郎著の「君たちはどういきるか」を 羽賀翔一 さんがマンガで表現されたこの本が人気になっているということで
買ってみた
同時にデビュー作のマンガ(ケシゴムライフ)も買う
何はともあれ、マンガ本はゆっくり読んでもすぐ読み切れる
「君たちは・・」の本も文章のみのページがたくさんあるが、それでも内容を要約するような絵が わかりやすさを助けている

テレビや映画にしてそれを見るだけで、情報を手に入れるのと、活字の本だけを読んで自分の脳の中に情報を入れる場合のちょうど中間どころといった感覚でしょうか?
自分のペースで読めるけど、容易に内容を視覚的に描けているから納得するのが簡単だといえる
そう思いながら、マンガ作者の描く人柄の表現が作者の内部を見ているようで、原作以上にマンガの書き手の感覚を受け取っている感じといえよう

そう思いながら、脳科学者の池谷裕二さんの 解説している漫画(のうだま)も 意欲と 脳の関係をよく表して理解しやすい本だった

今はこんな風に難しい原作も、優しい表現のマンガで 容易に取り組める情報として発信しているのかと・・・感心!

今月の秋津書道12月号 調和体 高等部 4席に入選 ホッとする励みです

マンガ3マンガ5マンガ6

調和体 4席



この記事のURL | 書道・書棚から・整理整頓 | CM(0) | TB(0) | ▲ top
| メイン | 次ページ