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言葉で空間を作る
- 2020/01/25(Sat) -
柳家さん喬 雪の瀬川  桂枝雀 地獄八景亡者戯

先日聞いた、柳家さん喬さんの『雪の瀬川』の余韻が残って、高松までの車中ふたたび、『雪の瀬川』の CDを聞いている

正月明けの冷え込んだ長屋に一台の籠がやってきて、主人公(瀬川)が下りる
雪を踏みしめる音・・・・・さくっ~さくっ~その籠が逃げるように さ~っと走り抜ける
その後を追うように雪がふわ~っと・・・舞っている

一人の落語家の語りだけで、江戸下町深夜、長屋の冷え切った空間が、高松の街に
聴いている観客の脳裏に鮮やかに浮かび上がってくる
部屋の間取りも二階から転げ落ちるように降りてきた相手(鶴次郎)の様子も
さん喬師匠の落語は、何度も聞いているが、このシーンだけは格別に心に響く

もう一人の落語家、桂枝雀師匠
『地獄八景亡者戯 (じごくばっけいもうじゃのたわむれ)』 2時間余りの 長編落語

地獄の風景は誰も見たことないのに、鮮やかに、又にぎやかに目の前に浮かび上がらせるほど  言葉巧みに語ってくれる
この落語二題 は 私が聞いた落語の最高峰!
長時間聞いていて、何度聞いても楽しませてさらに感動を呼ぶ空間がそこにある



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淀屋橋から梅田へ
- 2020/01/21(Tue) -
大阪中之島1 大阪日銀1

 天満橋から中の島方面を見る

天満橋まで倫理法人会の巡行で来た。
数年ぶりの大阪、このまま電車で帰るのはもったいない
・・・・そこで帰りは淀屋橋で下車して梅田まで徒歩で行く
大阪日銀を眺めると、45年前の初心者だった私を鍛えてくれた先輩たちの顔を思い浮かべてしまう
今はその先輩たちも現役を退いて、亡くなった人、設計の世界から抜けていった人達

今見ても、よく造られていると見入ってしまう
そしてその後に仕事をした、梅新方向の建物を見上げて、低い建物になったのかと錯覚するほど周辺の建物のボリュームに圧倒される
22歳から29歳までのまさに青春をこの街で設計修行に明け暮れていた
帰りの車窓から見る大阪湾上の雲の間から放射状に落ちてくる日差しが 天に昇った先輩たちの眼差しのようでつい目を奪われるように眺めていた



大阪日銀2 大阪日銀3
梅新プラザ1 大阪湾1



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感動した講話と落語
- 2020/01/19(Sun) -
ならぶかたち正面性2 眩しい朝日21

早朝より、高松市東ハゼの集会所で家庭倫理の会へ出席
研究所より西日本主席研究員が来られて、講話をするのでぜひ出席してほしいと頼まれていた
柔らかな話振りで二つの事例の話を聞かせてもらった
出席者72名の人達の心に響く話内容でした
帰宅途中に津田まで帰ってきて東の空に昇る朝日が眩しく今日も応援されているような気持ちになる
昨日の生花の稽古は 初心に帰って、ならぶかたち正面性
リアトリス
トルコ桔梗
レザーファン
で生ける

昼過ぎからは、ふれあい寄席今回で27回目

柳家さん喬師匠の二席め
「雪の瀬川」吾妻橋のシーンから45分間・・・・最後まで
初めて聞かせてもらった「雪の瀬川」 毎回期待していたが、今回初めて生の<雪の瀬川>を聞かせてもらった
最後は、三味線の御囃子がゆっくりと響くところで・・・・・幕でした

M 主席研究員の話とさん喬師匠の話で・・・・・一日堪能三昧!!
二人に礼状を書こう・・・・・・

ふれあい寄席27回-2      ふれあい寄席27回


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石はきれい
- 2020/01/16(Thu) -
石はきれい石は不思議  石のいろいろ1

昨年、長女からもらったドミニカ共和国のお土産、一面のみ磨きをかけた石
その中央部が大理石のような青い色をしている
かの国では、お土産としてこのような石も売っているのか? と感心しながら・・・・そのまま棚に飾った
中山町の基礎を掘っている時に、出てくる石は縞模様の斑点がある、雨が降るとたちまち粘土質の土壌となり滑って歩きにくい
持って帰り砥石で磨きをかけると、ドミニカ共和国の石とはまた違う、風合いがあり、薄紫の縞模様が層になって見える

水の流れに削られて長い間に丸くなった、小豆島の磯で拾った石。
四万十川の石。吉野川の石。高知の海岸の石。・・・・・・

手にすると思い出が丸い石がなじんできていつまでも傍に置いて、重石代わりに使っている
津軽の石を拾いに行った写真集・・・・・・ページを繰って眺めるだけで、なぜか癒される


中山町の中庭デッキに大きな欅のテーブルがやっと据えられた
手では運べないので、家に横付けしたユニックでブームを伸ばして天井すれすれ・・・・・吊り込んだ
大工さんがあらかじめ、高圧洗浄をして、天端は見事に削って、蜜蝋ワックスを掛けてくれた・・・
この建物の主のような存在感のあるテーブルになった!

石のいろいろ3ドミニカ共和国と中山町  欅テーブル


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思い出の街と人々
- 2020/01/14(Tue) -
老いる勇気 岸見 朝目覚めると戦争が始まっていた 編集物

先日、兄が訪ねて来て、叔母の三回忌があるのでどうするか、出欠を尋ねて来られた
残念ながら、その日は別の用件が先に決まっていたので、欠席の旨を伝えると。
そういえばと・・・・
その時、私の事務所関係で昨年、喪中の葉書が届いたりしてお二人の施主が亡くなったことを伝えると。
大工をしている兄は、家を建てる時に、またその途中に亡くなる人が時折あるよな~と思い出すように話してくれた

42年前のことである。
三本松の我が家もそれまで両親が住んでいた町営住宅を建て替えて、兄夫婦と両親が同居する工事を進めていた
工事半ばで、母の病気が深刻な状態になることを初めて知ったという、
そして、病院に運び込まれたときは、手遅れ状態だと医師から伝えられて、その当時大阪で仕事をしていた私に連絡があった

病院に行く前の話、入院した時兄の二人目の子供が誕生した家族の状況など。
わずかの入院で他界した母のこと、悲しい思い出がはっきりと目に浮かぶように思い出された

人は思いのほか早く亡くなることがある。
心の準備ができないまま、残された家族は、悲しみの深い底に落とし込まれた様な経験をさせられたことを

そして昨日読んだ 岸見一郎 著 『老いる勇気』 感慨深く読まさせてもらった

NHKすっぴん 高橋源一郎 紹介の 『 朝目が覚めると、戦争が始まっていました 』 も 西アジアの現在の状況から
グッドタイミングな 紹介本。 戦争直前の国民の意外な気付きに 新鮮な驚きをもって読み取る

そして今年のNHK 日曜美術館で初めて知った抽象造形作家・岡崎乾二郎 著 『抽象の力』  少しづつ読み始めて
白井晟一という建築家のことをこれほど新しい視点で書かれていたことも初めて知った
そして、<あかさかみつけ>という 岡崎乾二郎 初期の立体作品が 高松市美術館所蔵ということも
作家本人と奥様が映像に出ていたのは、TVのお陰、難解な文章とはまた違う、人となりを見せてもらった



抽象の力 岡崎乾二郎 ルネサンス経験の条件 岡崎乾二郎


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伝統工芸展
- 2020/01/11(Sat) -
第66回伝統工芸店-1        第66回伝統工芸店-2
毎年楽しみにしている、伝統工芸展、今年で66回目

NHKのTV番組この前、見かけた作品が目の前にある
それだけで、感動のレベルが違う・・・・

一通り、展示作品を見学してから、地下の講堂で、13:30から14代今泉今右衛門さんの講演会も併せて聴く
 スライドを見せながら、懇切丁寧に、なおかつ謙虚に話される態度は
重要無形文化財・人間国宝の人とは思えないほどに 控えめな語り口に驚きながら

柳宗悦の言葉 「作り手が民芸を意識したら、民芸でなくなる」 と語りながら
計算された美には、感動がないという。

何度も繰り返し、試行錯誤しながらどのようにしたら感動を呼ぶ作品が出来るのか?
何度も苦悩した人ならではの謙虚なつくり手としての姿勢を感じながら、聴かせてもらった

「ブランドを造ろうとして作ると、ブランドではなくて、駄目になるんですよ!」
と聞かせてもらった批評家の言葉が今泉さんの心に残ったという

「重要無形文化財の表彰式の時、待合室で隣の席の柳家小三治さんが侍従長との会話で
『最近の落語家さんは人を笑わそうとして話している人が多いですね~』侍従長
『そうなんですよ~ そこが問題です!』 小三治

落語はその内容をきちっと語ると、その噺の物語には、心情が浮かび上がってきて感動するものですから~
受け狙いはしなくていいんですよ!  とでも語っているように今泉さんの言葉が私の心の深く刺さるようだった

陶芸のものつくりの姿勢と、私たちの仕事と一脈通じるものがあるなと メモをしながら、今泉さんの講話を聴かせてもらった

いつもの、山口県下関の硯職人、堀尾信夫さんの作品もご本人からご案内を頂いていたので
じっくり視線を近づけて拝見させてもらいました


午前中に時間変更してもらった、生花の稽古は
年はじめ、として
自由表現
花材は モンステラ(3) 菜の花(2) ブルーファンタジー(2)

これでも、先生から・・・・手直しを言われる

我家横の西代川にはこの前から、カモの群れが 20匹弱毎日来るようになった
昼には見かけないが、彼らにとって、越冬の絶好ポジションなのか、危険度の低い安易な場所なのか・・・
夜になると、河口のこの場所に集まっている。

新年創作生け込1 カモの襲来11


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